同僚に飲みに誘われた時や友達に遊びに誘われた時に、なんだか気が乗らなかったりして「今日はやめておくよ」「今日は遠慮しとくよ」と言うことってありませんか?
または、洋服屋さんで店員さんに勧められて買うかどうか迷ったけど「やっぱりやめておきます」と断るような場合もあると思います。
こういった「やめておきます」「遠慮します」って英語でどうやって表現したらいいのでしょうか?
「やめておく=パスする」は英語でも使える
こんな場面を想像してみてください。
同僚に「今日、仕事のあと一杯どう?」と誘われたけど、あなたは何となく乗り気ではなく、行きたくないなぁと思っているような場面。そんな時に使えるのが、
- I think I’ll pass.
やめておきます
です。日本語でも「今日はパスする」と言ったりしますよね。その “pass” は英語でも使われているんですね。
ちなみに、この “pass” の定義は英英辞書には、
to say that you do not want something that is offered to you
(オックスフォード現代英英辞典)
と書かれてあります。
食後に「デザート食べる?」と聞かれたような場合にも “I’ll pass” は使えそうですね。”I think” を入れた方が少し柔らかい言い方になります。
“leave” を使った「やめておきます」
次に紹介する言い回しは、私は日本では聞いたことはなかったのですが、こちらではとてもよく耳にするものです。
例えば、洋服屋や靴屋さんで買おうかどうしようか迷って「やっぱりやめておきます」と言う場合。または、試着して店員さんが「いかがですか?」と声をかけてきたけど、あなたはイマイチな感じがして「やめておきます」と言うことってありませんか?そんな時には、
- I’ll leave it.
やめておきます
がよく使われます。この “leave” の意味は、
to not do something or to do it later than you intended
(ロングマン現代英英辞典)
で、”I’ll leave it” で「やめておきます」と感じよく断れるので「買わないって言ったら申し訳ないかな…」などと悩む必要はありません。もしくは、
- I’ll think about it.
ちょっと考えます
なんかも、やんわりと「やめておきます」というニュアンスを伝えることができますよ。
■同じような場面で、逆に「これにします」「これください」「これ買います」と言う時の表現はこちら↓
ちょっとかしこまった「やめておきます」
最後に、少しカタい「やめておきます」を紹介します。それは、
- I’d rather not.
という表現です。
これも、何かに誘われたり食べ物や飲み物をすすめられたけど「やめておきます」と言いたい時に使われます。例えば、
- Would you like to join us for dinner tonight?
今夜、私たちと一緒に夕食を食べに行きませんか?
-Thank you, but I’d rather not. Today’s my son’s birthday.
ありがとう。でもやめておきます。今日は息子の誕生日なんです
のような感じです。ニュアンスとしては「どちらかと言えばしたくない」「遠慮しておきます」なので、婉曲的になって柔らかく断ることができます。
ちょっとかしこまった表現なので、親しい友達にはあまり使いません。
少しずつ表現の幅を広げよう!
今回のコラムでは「やめておきます」を表す3つの表現を紹介しましたが、何かの誘いや提案を断る場面では色々な表現が登場します。表現方法は人によっても場面によっても様々です。
学校で習った “No, thank you” や、何か勧められたものを断るときの “I’m fine”、誘いを断る場合には “I’m sorry but …” と言ってから行けない理由を言うことも多いですよ。