“I’m a people person.”
これってどんな意味だと思いますか?
一見するとちょっと意味が分かりづらいものの、ネイティブが結構よく使う “people person” の意味を紹介します!
“people person” の意味とは?
a people person
これは、単数形の “person” と複数形の “people” が並んで、おまけに “a” がくっついている不思議な表現ですよね。「おいおい、文法はどこにいった」とつっこみたくなります。
ところがこれは意外とよく使う表現で「社交的な人」や「人付き合いのいい人」といった意味になるんです。
英英辞書にはどう書いてあるか見てみると、
someone who is friendly and enjoys meeting and talking to people
Cambridge Dictionary
親しみやすくて人と会ったり話したりするのを楽しいと感じる人、ですね。あなたの周りにも積極的に人と交流したりコミュニケーションを取ったりするのが好きなタイプの人はいませんか?
そんな人のことを英語で “people person” と言うんです。
“people person” の使い方
「人付き合いがいい」とか「人と交流するのが好き」なんかを短くサラッと表せるので、知っていると結構便利な表現です。
- Are you a people person?
と聞かれたら「人と積極的に交流するのが好きなタイプですか?」とか「人付き合いは得意ですか?」みたいな意味になります。
私自身は人と話すのは嫌いではないですが、積極的に人付き合いをするのは苦手なほうなので、
- I’m not much of a people person.
私はあまり社交的なほうではない
だと思います。
そして、この “people person” をよく見かけるのが、求人の募集要項です。例えば、
- Are you a people person who is passionate about customer service? Then we want to hear from you!
みたいな文を見かけますが、これは「あなたはカスタマーサービスが大好きな社交的な人ですか?それならご連絡をお待ちしています」という意味で、社交的・人と積極的に交流が取れる人を募集しているニュアンスになります。
また反対に、就職の採用面接を受ける人がアピールポイントとしてよく使うワードでもあります。例えば、
- I am a people person and work well in a team.
私は社交的でチームで仕事をするのが得意です
みたいな感じです。職場では他の人と協調して働けることやクライアントと上手くコミュニケーションを取れることが大事だったりするので “people person” であることは強みになるんですね。
他にもある!「○○ person」
“people person” は不思議な表現に思えるかもしれませんが、それはきっと複数形の “people” と単数形の “person” が並んでいるからで、実は「〜 person」という表現は他にもあるんです。
- morning person:朝型人間
- night person:夜型人間
- city person:都会派
- country person:田舎派
- dog person:犬派
- cat person:猫派
- coffee person:コーヒー派
- tea person:紅茶派
みたいに「〜型」「〜派」や「〜が好き」を表すんですね。
もう古いかもしれませんが、日本語で「パリピ」という言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。「パーリーピーポー」を略した言葉だそうですが、英語でもパーティーが大好きな人のこと “party people” と言います。そして、この単数形は “party person” です。こんなところにも「〜 person」がありましたね。