先日、家族で「ガソリンのハイオクって何の略だろうね」という話になりました。
確かによくよく考えてみると「ハイ」は “high quality” の “high” から取った感じはしますが「オク」がわかりません。なんなら一瞬「ハイ・クオリティー」の略かと思いましたが、それなら「ハイオク」ではなく「ハイクオ」です。
そこで今回は「ハイオクとは何の略?」という余談を紹介しつつ、ガソリンのハイオクやレギュラー、さらに軽油を英語でどういうのか、また海外旅行で使いそうなガソリンにまつわるフレーズを幾つか紹介します。
ガソリンのハイオクは何の略?
まず始めにガソリンのハイオクは何の略なのでしょうか。
「ハイオク」は「ハイオクタン」の略です。英語で綴ると “high octane” です。
「オクタン」というのは、ガソリンの燃えにくさを表す「オクタン価」から来ています。日本の場合、オクタン価が96以上をハイオク。89以上をレギュラーと決まっています。
「オクタン価」の説明は技術的なものなので、ここではこれ以上の説明は省略させてください。とりあえず「ハイオク」の「オク」は「オクタン」ということだけ頭の片隅に入れてもらえたら幸いです。
ガソリンのハイオクやレギュラーは英語でなんて言う?
ここからが本題です。英語でハイオクやレギュラーをどう言うのでしょう。
「ガソリン」はアメリカ英語とイギリス英語で違う
まず「そもそも」なのですが、「ガソリン」を英語にするとき、アメリカ英語とイギリス英語で呼び方が違います。
- アメリカ英語 … “gas” または “gasoline”
- イギリス英語 … “petrol”
そのため「ガソリンスタンド」を英語にすると呼び方が違ってきます。
- アメリカ英語 … “gas station”
- イギリス英語 … “petrol station”
「海外で “gas” と “petrol” のどっちを言ったら良いか混乱しそう」と思うかもしれません。でも安心してください。間違えても相手が英語のネイティブの人であればたいてい通じます。
ただし相手が英語のネイティブではないと「え?」と聞き返されるかもしれません。そんなときは気持ちが折れたりしないで、負けずと最初に言ったのと違う方を言ってみましょう。
ちなみに「ガソリンスタンド」は和製英語なので “gas stand” や “petrol stand” と言わないように。
「ハイオク」と「レギュラー」「軽油」を英語でなんて言う?
国によって若干「ハイオク」や「レギュラー」の定義は異なりますが、一般的にガソリンスタンドに行くと「ハイオク」「レギュラー」「軽油」という3種類のガソリンを給油することができます。
ハイオク、レギュラー、軽油を英語にすると以下のような呼ばれ方をすることが多いです。
- レギュラー … Regular, Unleaded
- ハイオク … Premium, Premium gas, Premium Unleaded
- 軽油 … Diesel
ちなみに、以前住んでいたニュージーランドでは「レギュラー」のことをオクタン価の数字「91」と呼んだり、「ハイオク」は「95(もしくは98)」と呼んだりします。
海外でレンタカーを借りたときに使いそうなフレーズ
それでは続いて、海外でレンタカーを借りるときに使うかもしれないフレーズです。
車を借りるとき
車を借りるとき、多くの場合「このガソリンを入れてください」と説明されます。ただそれを聞き逃してしまったり、説明されないことがあるかもしれません。そんなときに「どのガソリンを入れれば良いか」聞くフレーズです。
- What kind of gas/petrol does the Car take?
- What type of gas/petrol should I use for this car?
- What type of gas/petrol should I fill for the car?
少しずつフレーズで使われている単語は違いますが、どれも「この車にはどのガソリンを入れますか?」という意味です。
ガソリンがなくなってきたとき
レンタカーで移動中にガソリンが少なくなってきた…。そんなときに知っておきたいのは「この辺にガソリンスタンドはありますか?」と「ガソリンがなくなってきた」というフレーズではないでしょうか。
カフェや飲食店、街を歩いている人にガソリンスタンドが近くにないか聞きたいときはこんなフレーズを使います。
- Do you know if there’s a gas/petrol station nearby?
また「ガソリンがなくなりそう」と言いたいときは、人(自分)を主語にした場合は、
- I’m running out of gas/petrol.
- I’m running low on gas/petrol.
と言います。人を主語にした場合は “gas”や “petrol” の前に”of” や “out” が付くことに注意しましょう。
もちろんガソリンを主語にすることもできます。
- The gas/petrol is running low.
- The gas/petrol is running out.
人間を主語にするよりもシンプルですね。どちらか言いやすい方だけでも覚えておきましょう。
ガソリンを入れるとき
多くのレンタカーは返却前にガソリンを満タンにしてから返却する必要があります。そこでガソリンスタンドで「満タンにしてください」とお願いしたいときのフレーズも覚えておきましょう。
- ガソリンを満タンに入れてください
Could you fill it up with regular / premium / diesel?
“fill up“が「満タンにする」という意味です。ちなみに満タンではなく「○○ドル分だけ入れたい」という場合は以下のように伝えましょう。「満タンにする」ではないので、”fill up” ではなく “fill” だけを使います。
- レギュラーを30ドル分入れてください
Could you fill it with $30 of regular?
余談ですが、海外ではセルフでガソリンを入れるお店が多いです。もしセルフでガソリンを入れたことがない方は日本で練習しておくと良いかもしれません。余計な緊張が1つなくなります。