“would” の使い方が分かる たった一つのポイント

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皆さん、どんな目的で英語を勉強していますか?

目的や目標は人それぞれ違うと思いますが、英語で会話ができるようになりたいと思っている人は多いのではと思います。

そのためには、会話でよく使う単語やフレーズを集中的に勉強するという方法もありますね。

そんな「会話でよく使う単語」の一つに “would” がありますが、会話の中で “Would you like 〜?” や “I would like 〜” 以外で “would” を上手に使えていますか?

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“would” の使い方は?

do、did、will とかなら使ってるけど “would” や “could” は使い方がよく分からないから会話では使ってないという人はいませんか?

私もそうだったのですが、ニュージーランドで生活をするようになって、ネイティブは “would” という単語をとてもよく使うことに気付きました。

では、”would” にはどういう使い方があるのでしょうか?

辞書を引いてみて下さい。うんざりするぐらいたくさんの意味や使い方が出てくると思います。これを全部覚えるのは無理です。暗記しても忘れます。

それよりも、数多くの意味や使い方に共通する《would が持つイメージ》を掴めるようになると、絶対に使えるようになります!

“would” は「(もし)…だったら」

これから紹介するのは私が以前一緒に働いていたニュージーランド人の女性の話なのですが、私は彼女から “would” の使い方を教わったと言っても過言ではありません。

と言っても文法を教えてくれる訳ではなく、彼女は “would” 使いの名手だったんです。

彼女には息子さんとその奥さん・お孫さんがいて、その奥さんの悪口を仕事中にずーっと話していたのですが、その会話の中に “would” がしょっちゅう出てきたんです。

例えば「嫁が子ども(彼女から見るとお孫さんですね)をほったらかして友達とカフェに行ったのよ。私だったらそんなことしないわ!」という、お嫁さんへの不満。ここに、

  • I wouldn’t do that.
    私だったらそんなことしないわ

と、”would” が出てきます。

cafe

あるいは「こないだ嫁が私に○○○○って言ってきたのよ。あなたならそんなこと言う?」という愚痴。ここに 、

  • Would you say that?

と、また “would” の登場です。そして間髪入れずに、

  • I wouldn’t say that!
    私だったらそんなこと言わないわ

で締めくくります。
この “would” のイメージ、何となく伝わったでしょうか?

「もし私だったらそんなことしない」や「あなただったらそんなこと言う?」のように「(もし)…だったら」と想像・仮定して話をしています。

仮定法で “If I were you, I would …” というのを習ったと思いますが、前半の “If I were you” の部分を言わなくても、後半の “I would …” だけを使うことが会話では多いです。

なので “do” でもないし “will” でもない、”would” がしっくりくるんです。

“would” を使うとオススメも聞ける

その他に、こんな例もあります。

レストランで注文に迷っているお客さんがいたとします。そこで、ウェイトレスさんに「あなただったら何にする?」とアドバイスを求めるとしましょう。

こんな場合は英語でどう言えばいいのでしょうか?

  • What do you recommend?
    何がおすすめですか?

と聞くこともできますが、ここでも “would” を使えば、

  • What would you have?
    あなたなら何にする?

と言えるんです。「もしあなただったら」という「もし…だったら」パターンなので、”do” でも “will” でもなく、”would” なんです。

“would kill” の意味とは?

プラダを着た悪魔という映画がありましたよね。この映画はストーリーも面白いし、使える会話表現がたくさん出てくるのでオススメです。

その中で、世界のトップファッションマガジンの鬼編集長のアシスタント職に応募してきた主人公に対して、職場の先輩がこう言います。

  • Million girls would kill for this job.

これが “would kill” ではなくて “kill” だけだったり “will kill” だったら「この仕事のために殺人をする」と断言してしまうので大変なことになります。

でも、実際に人は殺しませんよね。「この仕事のためだったら人殺しもする=この仕事を手に入れるためには何でもする」という例えのニュアンスになるので “would” なんです。

“would” はぼんやりしたイメージ

これだけが “would” の使い方ではないので、他にも辞書に載っているように盛りだくさんの使い方があります。

でも、そこに共通するのは「…だったら〜する」という想像・仮定のイメージです。

「仮定法には “would” を使う」と習いましたが、それを丸暗記しなくてもこの「想像のイメージ」が掴めていると “would” がすんなり口から出てくるはずです。

今まで “would” を上手く使えなかった方、今日からは英語を聞いたり話したりする場面で、少しだけ “would” を意識してみてください。日常会話でかなり使われる単語なので、慣れると表現の幅もグンと広がるはずです!

■「もしも」の “if” の使い方、仮定法についてはこちらで紹介しています↓

■”could” も使えるようになると、さらに表現力がアップします!

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