“Oh my God” の使い方は?”Oh my goodness/gosh” って何?

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“God” を使った英語表現と言えば、どんなものを思い浮かべますか?

いくつかある中でも、真っ先に浮かぶのはやっぱり “Oh my God” ではないでしょうか。

日本でも「オーマイガー」が浸透していたり、アメリカの映画やドラマの中にもこのセリフはたくさん出てくるので、どんな時にどんなふうに使うのかは何となく分かっている人も多いと思います。

今回は、そんな “Oh my God” にまつわるお話です。

この記事の目次

“Oh my God!” の使い方

“Oh my God!” は何かとてもショックなことが起こった時や、とても驚いた時信じられないことが起こった時などによく使われます。敢えて訳すとすれば「なんてこった」「嘘でしょ!」でしょうか。

例えば、2001年9月11日にアメリカで起こった同時多発テロでは、惨状を目の当たりにした人が “Oh my God!” と連呼している映像がありました。
また、公衆の面前でいきなりプロポーズを始めようとした男性を目の前にした女性が “Oh my God! Oh my God!” と言ったりもします。

これらに共通するのは、

自分の感情がとても揺さぶられるようなショックや苦痛、興奮

です。これらが自分の中に起こった時に “Oh my God” と言うんですね。でも実際には、これ以外にもよーく使われます。

例えば、若い女性が友達と買い物中にちょっとカワイイ洋服を見つけたら “Oh my God!” みたいに使ったり、会話の中で口グセのように “Oh my God” を挟む若者がいたりします。「やばい」みたいな感じですね。

また、文字で書くときには “OMG” とも表現されますよね。

“Oh my God” は使わない方がいい?

ネイティブもたくさん使っているし、”Oh my God” は便利な表現なので、みなさん使ってみましょう!とはならないんです。

なぜでしょうか?ここからは私の意見なので、必ずしも全員がそう思っているわけではないかもしれません。

なぜ “Oh my God” や “Oh God” という表現をオススメしないかと言うと、一部の人たちを不快にしてしまうかもしれないからです。その一部の人とはキリスト教を信じる人々です。

よく見てみると、”Oh my God” の “God” は大文字ですよね。これは一般的にキリスト教の唯一無二の「God」を表します。

キリスト教の教えには「主の名をみだりに口にしてはいけない」という戒めがあるそうで、”God” という言葉を軽々しく口にするのは神への冒涜だと捉えられているそうです。

私はクリスチャンではないので、それがどれだけ厳しいものかは分かりませんが、こんなエピソードがあります。

私たち家族がニュージーランドに住んでいた時、娘が親友から「”Oh my God” って言っちゃいけないんだよ」と注意されたそうです。その時はまだ小学校に入りたてぐらいの年齢でしたが、彼女は敬虔なクリスチャンの家庭の子だったので、小さい時からそう教えられていたようです。それ以来、私自身もうっかり口にしないようにと心を引き締めました…。

学校によっては “Oh my God” と言うこと自体が禁止されているところもあるようですよ。

“Oh my God” の言い換え表現なら使ってOK

ネイティブの中にも、全く気にせず “Oh my God” や “Oh God” を使っている人もいます。でも、”God” という言葉をわざわざ避けて、

  • Oh my goodness
  • Oh my gosh
  • Oh gosh
  • Gosh

といった婉曲表現を使う人も確かに多いです。”Oh my God” と言いそうになった時に、”Oh my …” で止める人もいます。また、イギリス英語の影響が強いニュージーランドでは、

  • Oh dear

もよく耳にするフレーズです。これはニュアンスとしては上の3つよりも少し柔らかい印象で「あらまぁ」ぐらいのときにもよく使われます。

大地震や自然災害・大きな事件など、とてもショッキングな場面を目の当たりにして “Oh my God” でしか言い表せないような場面もあると思いますが、その他の日常の軽い興奮を表す時には、言い換えができるならわざわざ “Oh my God” を使う必要はないかもしれませんね。

特に、いろんな信仰・宗教観の人がいる場所、見ず知らずの人が周りにいるシチュエーションでは気をつけたほうがいいのではないかと思います。

■”Oh my goodness” と “Oh my gosh” の違いは以下のコラムで紹介しています↓

学んだことを消化した上で使う大切さ

ちょっと下品な言葉もネイティブが使っているからといって、そのままを真似をして使うのはあまりオススメしません。

でもだからと言って、上品な英語だけ学べばいいというものでもありません。下品な英語も意味を知っておくことは時には必要ですからね。

でも、下品な言葉を知っているからといって、使う必要はないんです。また、誰かを不快にさせてしまうかもしれない言葉をわざわざ選んで使う必要もありません。これは日本語でも全く同じですよね。

言葉はその人を表します。周りの人はその人の口から出てくる言葉で判断していることもお忘れなく。

■”God damn it!” や “Damn it” など、”damn” も気をつけたい表現です↓

■「クリスマス」を “Xmas” ではなく “Christmas” と書くのも宗教への配慮?

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