ここ数年、キャンプブームが続いていますよね。キャンプグッズもいろんなものが売られています。
今回は、最近私がビックリした、キャンプにまつわる英語のお話です。
先日キャンプにまつわる情報をネットで探していたところ、日本のいくつかのサイトで「コット」がおすすめされているのを目にしました。
これを最初に見たとき、私はめちゃくちゃビックリしました。そこに写っていた「コット」はイギリス英語の「コット」とは別物だったからです。
「コット」って何?
キャンプ好きの方には当たり前の情報かもしれませんが、キャンプ用品で「コット」と呼ばれるものは、コレです↓
手前に写っている緑色のベッドがありますよね。これが、キャンプにおすすめと書かれていた「コット」と呼ばれるものです。
つまり、キャンプやちょっとしたアウトドアで使える「簡易式ベッド」のことですね。
ニュージーランドでは、こういったものは「コット」ではなく、
- camp bed
- camp stretcher
と呼ばれています。ニュージーランドやイギリスで「コット」と言えば、ほとんどの人は全く別のものを想像すると思います。
イギリス英語の “cot” の意味
ニュージーランドで “cot” と言えば、コレのことです↓
「ベビーベッド」です。アメリカ英語では “crib” と言いますが、イギリス英語の影響が強いニュージーランドで “cot” と言えば、まずコレを思い浮かべます。
なので、キャンプには「コット」がおすすめ!と書かれていてすごくビックリしました…。
では、キャンプで使う折りたたみ式の簡易ベッドを「コット」と呼ぶのは和製英語なのかと言うと、実はそうでもないんです。
“cot” のもう一つの意味
英語の “cot” には「簡易式ベッド」という意味もあるんです。ただし、これはアメリカ英語での話です。つまり、”cot” の意味は、
イギリス英語 → ベビーベッド
アメリカ英語 → 簡易式ベッド
ということですね。アメリカではキャンプで使う折りたたみ式の簡易ベッドを、
- camping cot
- camp cot
と呼ぶそうです。同じ単語でも国や地域によって全然意味が違うって面白いな、というお話でした。
■ベビーベッド、クーファンの英語表現はこちらで紹介しています↓