あるスケジュールが別の予定とぶつかったり、重なって(かぶって)しまうことってありますよね。
そんな時間が「ぶつかる、重なる、かぶる」って英語でどう表現すればいいのでしょうか?
私の周りのネイティブがよく使うフレーズを紹介します!
予定が「ぶつかる、かぶる」を英語で言うと?
先日、0歳の息子の健診日程が担当の看護師さんからメールで送られてきたのですが、それがちょうど娘の学校のお迎えの時間とバッチリかぶってしまっていました。
そこで「娘のお迎えがあるので都合が悪いです。すみません」と返事をすると、こんなメールが返ってきました↓
- That’s ok. I thought it might clash with school pick up.
大丈夫ですよ。学校のお迎えにぶつかるかもしれないと思ったので
この “clash with 〜” が「(予定など)とぶつかる、かぶる、重なる」を表すときに私の周りのネイティブがよく使うフレーズです。
“clash with 〜” の使い方は?
“clash” は何かと何かが「衝突する」を意味する単語で、例えば「デモ隊と警察が衝突する」「意見が衝突する」を表すときなんかにも使われます。
これがスケジュールの話に使われると、何かの予定が別の予定と「同時に起こる→ぶつかってしまう」というイメージです。
- Sorry, I have to miss tomorrow’s meeting. It clashes with another meeting I have to attend.
ごめん、明日の会議は欠席しないといけない。他に出ないといけない会議と重なってるんだ - I looked at the date and realised it clashed with my son’s birthday party.
日付を見たら、息子の誕生日パーティーとかぶっていることに気付いた - If this clashes with anything else in your calendar, please let me know.
もしこれが何か別の予定とぶつかっていたら教えてね
“clash” は名詞でも使える
スケジュールが「ぶつかる、かぶる」を表す “clash” は名詞としても使えます。
- This meeting has been cancelled due to a clash with another meeting.
他のミーティングとかぶっていたので、このミーティングは中止になりました - The event has been rescheduled to avoid a scheduling clash with ○○.
そのイベントは○○とかぶらないように日程が変更されました
これらの名詞と動詞の “clash” の使い方はイギリス英語圏でよく見られるようで、”conflict” でも表せます。
色やコーディネートが「合わない」も “clash” で表せる
実はこの “clash”、時間がぶつかったり重なったりするという意味以外で、色や素材などのコーディネートが「合わない」を表すときにもよく使われる単語なんです。
これも辞書にしっかり載っていて、
If colours or styles clash, they look ugly or wrong together
(Cambridge Dictionary)
なので「見た感じがヘン」つまり「合わない」といったニュアンスです。
- These green curtains will clash with the colour of my sofa.
この緑のカーテンはソファーの色と合わないよ - Do you think these colours clash?
これらの色って合わないと思う? - I love these shoes but they might clash with my outfit.
この靴好きなんだけど、服に合わないかも
「マッチする」「合う」は “go” を使って表すことも多いです↓
今回紹介した “clash” は2つ(もしくはそれ以上)のものが対立してしまうイメージを持っておくと、スケジュールの「ぶつかる、かぶる」も、コーディネートの「合わない」もすんなり理解できると思います。
“clash” と似た単語に “crash” と “crush” がありますが、これらの違いは以下のコラムで紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください!