キャンプ・スポーツの試合・運動会・遠足といったアウトドアのイベントやお出かけの予定がある日って、その日のお天気がどうなるのか気になりませんか?
私は、1週間前になったあたりから天気予報を結構マメにチェックしてしまいます。
そこで今回は「雨は降らなさそうだよ」と言いたい時に使われる、あまり知られていない表現を紹介したいと思います。
「週末は雨は降らなさそう」を英語で言うと?
晴れて欲しい週末があったとして、天気予報を見てみるとラッキーなことに週末は雨の予報が出ていないとしましょう。
そんな場合「週末は雨は降らなさそうだよ」って言いますよね。では、これを英語で言うとしたらどんな表現を思い浮かべますか?
表現方法はいくつかあると思いますが、私がニュージーランドに来て「そんな言い方をするんだ」と驚いた言い方があります。
それは “rain” という単語を使わずに、
- The weather is looking ( ) for the weekend.
と表すのですが、カッコには誰でも知っているある簡単な単語が入ります。それはどんな単語だと思いますか?
“dry” を使って表す「雨が降らない」
正解は… “dry” です。
- The weather is looking dry for the weekend.
で「週末は雨が降らなさそう」が表せるんです。
“dry” の意味は「乾燥した」ですよね。もちろん空気が「乾燥した」なんかも表す単語ですが、それだけではなく、そこからイメージを膨らませて、
used to describe weather or periods of time when no rain falls
(Cambridge Dictionary)
という「雨の降らない」といった意味でも使われるんですね。
- At this stage the forecast is dry.
今のところ天気予報は雨じゃないよ - The weather on Sunday is looking dry.
日曜日は雨は降らなさそうだよ - I hope it stays dry for our picnic.
ピクニックにこのまま雨が降らないといいな - Let’s hope it stays dry!
このまま雨が降らないように(天気がもつように)願おう
みたいな感じです。「雨の降らない」を英語で言うと、”not rain” か “sunny” ぐらいしかレパートリーがなかった私は、最初にこの “dry” を耳にした時はとても衝撃でした。
“dry” の反対語 “wet” も天気ではよく使う!
“dry(乾燥した)” の反対語は “wet(濡れた、湿った)” ですよね。
では「雨の降らない」という意味での “dry” の反対語として、「雨の、雨降りの」という意味で “wet” を使うと思いますか?
実は、これがとってもよく使うんです!「雨の」を表すには形容詞の “rainy” や動詞の “rain” を使うことが多いと思いますが、私の周りのネイティブは “wet” もとてもよく使います。例えば、
- It’s wet outside.
外は雨が降っています - It’s been wet all week.
1週間ずっと雨だ - Looks like it’s going to be wet for the rest of the week.
今週この後はずっと雨になりそうだ - This event will be cancelled if it’s wet.
もし雨ならこのイベントは中止になります
“dry” とあわせて “wet” もぜひ覚えて使ってみてくださいね。
■「天気がもつ」って英語で言えますか?
■「天気が良ければ」を表すフレーズはこちら↓
■「天気に恵まれる」って英語で何て言う?
■「雨、小雨、大雨」の英語表現はこちらのコラムで紹介しています↓