「小雨、雨、大雨」は英語で何て言う?”rain” を使わないネイティブ表現

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「雨」を表すとき、どんな表現を使っていますか?

私がニュージーランドに来て気付いたことは、”rain” を使わずに「雨、雨が降っている」を表すことができるということです。

しかも、会話ではそっちの方がよく使われるのではないかというぐらいです。

そこで今回は、”rain” を使わない「雨」「小雨」「大雨」の表現を紹介したいと思います!

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「雨の」を表す “wet”

私が普段よく耳にするのは、形容詞の “wet” を使った表現です。

“wet” と言えば「ウェットティッシュ」のように「湿っている」という意味を真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、”rainy” の意味でもよく使われるんです。

  • It’s very wet (outside).
    (外は)たくさん雨が降っている
  • It’s been wet, hasn’t it?
    このところずっと雨だねー
  • It’s going to be another wet day.
    また今日も雨になりそうだね

“wet weather” や “wet spring/winter” のような言い方もできますよ。

「小雨」は “drizzle”

小雨が降っているときによく使われるのは、動詞の “drizzle” です。

“drizzle” はドレッシングやソースなどの液体をかけるときにも使われる単語で「少しタラっと垂らす、振りかける」といったニュアンスです。

そのイメージで雨がちょっと降っている様子を、

  • It‘s drizzling.
    小雨が降っている
  • Is it raining outside? −It‘s only drizzling.
    「外は雨降ってる?」「ちょっとだけね/小雨だよ」

みたいに表します。また、”drizzle” を名詞で使って、

  • There was some drizzle in the morning.
    朝(午前中)に小雨が降った
  • (天気予報で)Cloudy skies with some drizzle today
    今日は曇り時々小雨

のようにも言うこともできます。

“drizzle” は “light rain” よりも軽い雨で「霧雨」と訳されることもありますが、私の感覚の「小雨」でも “drizzle” と言っている人が多いので、普段の会話では霧雨と小雨で厳密に言い分けている感じはしません。この辺は日本語の表現の方が細やかで繊細な感じがします。

「大雨」は “pour”

大雨が降っているときによく使われるのは、”pour” です。

“pour” には「注ぐ」という意味もありますが、大雨がザバーッと降っているような場合に、

  • It‘s pouring.
  • It‘s pouring down with rain.
    土砂降りだ/大雨が降っている

のように言います。まさに注いでいるようにドバーッと降っているイメージです。名詞の「大雨」も “heavy rain” 以外に、”pour” を使って “pouring rain” や “downpour” で表されることもありますよ。

  • I walked home in the pouring rain.
    大雨の中を歩いて家に帰った
  • Some streets got flooded after a downpour on Monday.
    月曜日の大雨でいくつかの通りが浸水した

他には、”bucket down” もよく使われるフレーズです。バケツをひっくり返した感じの、ザバザバ降っているニュアンスですね。

  • It’s been bucketing down all day.
    1日じゅう土砂降りの雨が降っている
  • When I woke up, it was bucketing down outside.
    目が覚めたら外は土砂降りだった

ちなみに、”It’s raining cats and dogs” というフレーズも「土砂降り」を表しますが、実際に周りのネイティブが使っているのはあまり耳にしません…。

“rain” 以外も使って表現力アップ

“rain”、”rain heavily/lightly” や “heavy rain”、”light rain” も使われますが、今回紹介した表現の方が普段の会話ではよく耳にするように思います。

降り続かない短い雨「にわか雨」には “shower” もよく使われますよ。

また、とりあえず少しでも雨が降っていたら “It’s raining” と私は言っていたのですが、私の周りの人は小雨程度なら “It’s raining” という人はものすごく少ないです。そんな場合は “It’s drizzling” と言います。

ニュージーランド人はどんな雨でも滅多に傘をささないので、そんなことも影響しているのかもしれませんが、”raining” はわりとしっかり降っている雨に使うという感じが個人的にはしています。

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