「熱中症」「熱中症になる」は英語で何て言う?

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「熱中症」。毎年夏になると何百回も耳にするワードですね。

ここ最近も、まだ夏になっていないのに「熱中症に注意を!」という呼びかけをニュースで耳にすると思います。

そこで今回は「熱中症」「熱中症になる」「熱中症にならないように気をつけて」の英語表現、そして症状を英語で説明する時に役立つ表現をお届けします!

目次

「熱中症」を英語で言うと?

一般的によく使われている「熱中症」を表す英語表現は、

heatstroke (heat stroke)
heat exhaustion

です。大まかに言ってしまうと「熱中症」の中でも重篤なものが “heatstroke“、その一歩手前の段階が “heat exhaustion” です。

“exhaustion” は「極度の疲労」という意味なので、”heat exhaustion” は直訳すると「熱疲労」ですね。

“heatstroke” と “heat exhaustion” の違い

この “heatstroke” と “heat exhaustion” の違いを英語で分かりやすく説明しているサイトがありました↓

Heat exhaustion is when you become very hot and your body starts to lose water or salt, making you overheat.

Heat stroke is when your body can no longer cool itself and your temperature becomes dangerously high.

cdhb.health.nz

heat exhaustion” は、体から水分や塩分が失われ始めてオーバーヒートした状態を言うんですね。”heat stroke” はさらに症状が進んで、体が体温調節機能を失い、体温が危険なほど高くなった(40℃以上)状態のことを指します。

「熱中症」は “heatstroke” ではない?

「熱中症」を表す英語表現として “heatstroke” を紹介しましたが、厳密にいうと「熱中症=heatstroke」ではないんです。

日本の「熱中症」の定義はこうなっています↓

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。

全日本病院協会ウェブサイト

そして、これは重症度によって三段階に分けられていて、段階が上がるにつれて熱痙攣・熱失神→熱疲労→熱射病と症状が重くなります。この最も重症な「熱射病」が英語で言う “heatstroke” なんです。

これらに対応する英語表現は、

  • 熱痙攣:heat cramps
  • 熱疲労:heat exhaustion
  • 熱射病:heatstroke

となり、これらを総称して “heat illnesses” もしくは “heat-related illnesses” などと言います。なので、日本の熱中症の定義に厳密に対応させると、これが「熱中症」にあたります。

ところが、”heat-related illnesses” という表現は日常的にはそれほど使いません。一般的には “heatstroke” や “heat exhaustion” で「熱中症」を表すことが多いので、これらを「熱中症」の意味で使った方がより伝わりやすいのではないかと思います。

「熱中症になる」「熱中症になった」を英語で言うと?

次は “heatstroke(heat stroke)” を使って「熱中症になる」「熱中症になったなりかけた」などを表す例文をいくつか挙げてみましょう。

「熱中症になる」は、

get heatstroke
get heat stroke

で表せます。

  • I got heatstroke and passed out.
    熱中症になって気を失った
  • I almost got heat stroke.
    熱中症になりかけた
  • You’re going to get heatstroke.
    熱中症になっちゃうよ!
  • I thought I was going to get heatstroke.
    熱中症になるかと思った
  • It was so hot that I almost got heatstroke.
    暑すぎて熱中症になりかけた
  • I think she has heat stroke.
    彼女は熱中症かもしれない
  • He was taken to hospital with heat stroke.
    彼は熱中症で病院へ搬送された

「熱中症に気をつけて」は英語で何て言う?

これからの季節は毎日のように耳にする「熱中症に気をつけてね」というフレーズ。「気をつけて=be careful」「熱中症=heat stroke」なので、

  • Be careful not to get heat stroke.

とも言えるのですが、実際に私がもっとよく耳にしたり目にするのは、

  • It’s going to be really hot today. Be careful out there.
    今日は暑くなるよ。気をつけて
  • It’s going to be another hot day. Stay hydrated and be careful.
    今日も暑くなるよ。水分補給をしっかりして気をつけてね

みたいな直訳ではない表現です。他にも、

  • Be careful in the heat/ in the hot weather.
  • Stay safe in the heat/ in the hot weather.
  • Take extra care in the heat/ in the hot weather.

のように「暑いから気をつけて」だけでも十分に伝わりますし、実際によく使われています。

「水分補給してね」「日陰にいてね」予防方法の英語表現

また、具体的な予防策を挙げて「〜してね」「〜して熱中症にならないようにね」と表現することが多いように思います。いくつか例文を挙げてみると、

  • Make sure you stay hydrated so you don’t get heatstroke.
    熱中症にならないように水分補給をしっかりね
  • Drink plenty of water so you don’t get heatstroke.
    熱中症にならないように水をたくさん飲みなさい
  • Make sure you drink lots of water when exercising.
    運動するときはたくさん水を飲んでね
  • Stay out of the sun./ Stay away from direct sunlight.
    直射日光を避けてね(日陰にいるようにしてね)
  • Avoid the sun as much as possible.
    できるだけ直射日光を避けて
  • Close curtains to keep the sun out.
    直射日光が入らないようにカーテンを閉めて
  • Use air conditioning to cool your house.
    エアコンを使って家を涼しくして
  • Cover your head so you don’t get heat stroke.
    熱中症にならないように帽子をかぶってね(頭をカバーしてね)

上の例文はどれも後ろに “so you don’t get heatstroke(熱中症にならないように)” をつけることができますよ。

頭痛、吐き気など「熱中症の症状」を表す英語表現

最後に、熱中症の症状を英語で言う時に役立ちそうな表現を少し紹介します。

  • 頭痛:headache
    I have a headache. 頭痛がします
  • めまい:dizziness, feel dizzy
    I feel dizzy. めまいがします
  • 吐き気:nausea, feel nauseous
    I feel nauseous. 吐き気がします
  • 嘔吐、吐く:vomit, throw up
    He’s vomiting. 吐いています
  • 顔色が悪い:look pale
    You look pale. 顔色が悪いよ
  • 脱水症状:dehydration, be dehydrated
    You may be dehydrated. 脱水症状になってるかもよ
  • 足がつる:have/get a cramp in my leg/foot
    I have a cramp in my leg. 足がつっている

“heatstroke” はかなり重症で、体温調節機能が壊れて神経系や内臓にまで影響が出てくるので以下のような症状が見られます。こうなるとすぐに病院での治療が必要です。

  • 汗をかいていない:not sweat
    He’s not sweating. 汗をかいていない
  • 反応しない:not respond
    He’s not responding. 反応がない
  • 失神する:faint, pass out
    He fainted. 失神した
  • 倒れる:collapse
    He collapsed. 倒れた(卒倒した)
  • 意識がない:unconscious
    He’s unconscious. 意識がない

外にいる時だけではなく、家にいても気づかないうちに熱中症になることがあります。また、暑さだけでなく、湿度が高くても皮膚の表面から汗が蒸発しにくくなり、熱中症になりやすいと言われています。水分をしっかりとって、ちょっとおかしいなと感じたら、無理せずすぐに体を冷やしたり助けを求めてくださいね。

皆さまどうぞお気をつけください!

■体調がよくない人に「無理しないでね」と声をかける時のフレーズはこちら↓

■”Stay safe” は「無事でいてね」という願いを込めてよく使うフレーズです↓

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