英語の “rinse” の意味とは?意外と奥が深かった!

この記事にはアフィリエイト広告および広告が含まれています。

“rinse(リンス)” ってどんな意味で使っていますか?

昔は「リンス」や「リンスinシャンプー」というものがありましたが、今は「リンス」って見かけないですよね。

この「リンス」は英語の “rinse” から来ています。でも実は、英語の “rinse” はもっと活用範囲の広い単語なので、今回は “rinse” の意味と使い方を取り上げたいと思います!

メルマガに登録

記事の更新のお知らせをメールでお知らせします。配信時間は12時と19時頃です。
お名前の登録は必須ではありません。メールアドレスだけでも大丈夫です。
登録フォームの仕様で、お名前の名と姓が英語と同じになっています。ご注意ください。
目次

もやしを “rinse” する?

先日、料理中にふと目に留まった、もやしのパッケージ。「調理の前にはサッと水洗いしてください」と書いてありました。

この「サッと水洗いする」を英語で言うと、もちろん “wash” とも言えるのですが、実は “rinse” がしっくりくるんです。

“rinse” の意味とは

“rinse” には大きく分けて二つの意味があります。

  1. to remove the soap from something with clean water after washing it
  2. to wash something with clean water only, not using soap
Oxford Advanced Learner’s Dictionary

1つ目の意味は「すすぐ」「ゆすぐ」ですね。「(キレイな水で)洗剤を洗い流す」のニュアンスです。

例えば、洗剤が付いたお皿を「すすぐ」や、ハンドソープの泡を水で「洗い流す」、シャンプーを「洗い流す」も全部 “rinse” です。

また、”rinse” は「口をゆすぐ」の意味でも使われます。ニュージーランドでは歯磨きをした後に「水でゆすがない方が(フッ素が残るので)歯にいい」という考え方があるので、

  • After brushing your teeth, just spit, do not rinse (your mouth).
    歯を磨いたらペッと出すだけで水でゆすがないで

のように言われます。そう言われても私はゆすがずにはいられません…。

“rinse” には「水洗いする」の意味がある

そして、2つ目の意味は少し違います。「洗剤を使わずに水だけで洗う」という意味もあるんです。

「サッと水洗いする」を表す時に特によく使われるので、もやしのパッケージにあった「調理の前にはサッと水洗いしてください」はこんなふうに言えます↓

  • Rinse before cooking

ちなみに「もやし」は英語で “mung bean sprouts” と言いますよ。

そして、もう旬は過ぎてしまいましたが、イチゴを「洗う」も “wash” と “rinse” の両方使えます。私はいつも “rinse” して食べるので、

  • I always rinse strawberries under the tap before eating.
    イチゴを食べる前にはいつも流水でサッと洗います

みたいに言えます。”rinse” には名詞の「すすぎ」の意味もあるので、”Rinse them.(それ、水でサッと洗って)” は、

  • Give them a rinse.

とも言えますよ。
そして、私が「え?英語ではそれも “rinse” で表す?」と驚いた食材があります。何だと思いますか?

それは…「お米」です。ニュージーランドではオーストラリアの大手お米会社のお米がスーパーで簡単に手に入るのですが、パッケージに書いてあるお米の炊き方の手順に、

  • Rinse rice with cold water

と書かれているんです。お米は「研ぐ」のに、英語では “rinse” なんだ…と思った記憶があります(”wash” とも言います)。

また、ペットボトルなどをリサイクルごみに出す前に「水で洗う」も “rinse” がよく使われる場面です。

  • Rinse out before recycling
    リサイクルする前に水で洗って下さい
  • Rinse thoroughly before recycling
    リサイクルする前にしっかり水で洗って下さい
  • Rinse well before recycling
    リサイクルする前によく水で洗って下さい
  • Rinse plastic bottles / milk cartons before recycling
    ペットボトル/牛乳パックをリサイクルする前に水で洗ってください

副詞を使うと「さっと洗う」以外の「水でしっかり洗う、よく洗う」も表せますね。

■「資源ごみ」や「生ごみ」「ゴミ箱」など、ゴミにまつわる英語表現はこちらにまとめています↓

洗剤をすすがない、ニュージーランド・オーストラリアの食器の洗い方

最後に、私がオーストラリアとニュージーランドでホームステイをした時にものすごく驚いた “rinse” にまつわる話を。

日本では食器を洗う時に、食器についた洗剤を水でキレイに洗い流すのが当たり前ですよね。ところが、ニュージーランドやオーストラリアでは洗剤がついた食器をすすがない、という習慣が根強く存在しているんです。

もちろん全員が全員ではないのですが、私がホームステイしたオーストラリアとニュージーランドの家庭、どちらも「すすがない派」だったので、初めて見た時はものすごくギョッとしました。

洗い方はこうです。シンクにお湯を張って洗剤を入れ、かき混ぜます。その中で食器を洗って(たいていは “dish brush” と呼ばれるブラシでゴシゴシする)、あとは水切りラックで乾燥させる、もしくは布巾(”tea towel” と呼ばれる)で拭いておしまいです。

なかなか衝撃的じゃないですか?私はどうしてもこのやり方に慣れず、ホストファミリーが見ていない時にこっそり自分のマグだけ水でゆすいでました(笑)

ニュージーランドのAirbnbなどの民泊でも、食器洗いスポンジが見当たらない…ということが多々あります。そんな場合は、下の写真のようなブラシがあるはずなので、これが食器洗い用です。

国が変われば、色んな習慣も違ってくるんですね。

ちなみに「洗剤を洗い流す」は英語で、”rinse the soap off” と言いますよ。

よければシェア・保存してね
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次