今回は、スラングがギュッと詰まった1分間の面白い動画を紹介したいと思います。
動画に出てくるのは、アメリカのプロバスケットボールリーグNBAで活躍するニュージーランド人、スティーブン・アダムス。
そんな彼が4年1億ドルで契約を延長したというニュースが昨日、ニュージーランドで大きく取り上げられました。1億円ではなく、1億ドルです…スゴい金額ですよね。
その彼が出演しているこの動画は、アメリカの銀行のCM。でも、ほとんどニュージーランドスラングのみで1分間話しています。
かなり難易度が高いですが、どれぐらい聞き取れるか試してみてください!
スティーブン・アダムスって誰?
NBAのファンの方ならご存知だと思いますが、日本ではそれほど知られていないと思うので、少しだけ紹介を。
彼が所属するのは、オクラホマシティに本拠地を置くオクラホマシティ・サンダーというチームで、今回紹介する動画は、同じくオクラホマにあるBancFirstという銀行のコマーシャルです。
ほとんどKIWIスラング(イギリス・オーストラリアスラングも含む)で話しているのですが、視聴者はもちろんアメリカの人なので、アメリカ英語に訳した字幕が付いています(笑)
では、早速見てみましょう!
全部で20個ちょっとのKIWIスラングが登場しましたが、いくつ聞き取れましたか?
“stoked”、”chuffed”、”wee”、”reckon”
全部のセリフは、このコラムの最後に書いてありますが、動画に出てくる全てのスラングが日常的に使われているかというと、実はそうでもありません。中には、もう年配の方ぐらいしか使わないようなものもあります。
なので、まずは日常会話で私が特によく耳にすると思ったもの紹介しましょう。
- bro:S’up, cuzzie bros?(動画0:04秒あたり)
mate, man, dude, friend- stoked:I am proper stoked to be here.(0:07)
happy, excited- chuffed:I was super chuffed.(0:13)
very pleased, happy, delighted- no dramas:BancFirst really is hard out bro, no dramas.(0:29)
no worries, no problem, Everything is all right- wee:whether you’re a wee fella or sprouting some greys(0:36)
little, small- You reckon?:You reckon?(0:55)
Do you think so?
ニュージーランド英語ならではのスラング
次に、上で紹介したものほど使われはしないものの、比較的よく耳にするニュージーランドっぽいスラングはこちらです。
- cuzzie:S’up, cuzzie bros?(0:04)
cousin, friend- chock-a-block:I’m absolutely chocka-block of grouse things to say.(0:21)
full, busy- hard out:BancFirst really is hard out bro.(0:27)
awesome, (also used when you agree with someone)- fella:whether you’re a wee fella or sprouting some greys(0:36)
person, male- the wops:They’re in over 50 communities out in the wops.(0:42)
middle of nowhere, a place far from anything
スラングは国によって様々
今回はスティーブン・アダムスがちょうどニュースになっていたので、この動画を紹介してみました。
いつもは日常会話で役に立つ英語表現を中心に紹介していますが、今回紹介したスラングは、英語なのにニュージーランドやオーストラリア以外では通じないものも多いです(笑)
アメリカ人も「?」となるぐらいなので、同じ英語でも国によっていろんな表現があるんだなぁと気楽に楽しんでもらえたらいいなと思います。
■ニュージーランド英語とは?その特徴とアクセント・スラングはこちら↓
■ニュージーランド英語の訛り、キウィアクセントを面白く紹介している動画がこちら↓
■イギリス・ニュージーランド・オーストラリアで使われるスラングは、こちらでも紹介しています↓
■ニュージーランドスラングをもっと知りたい方はこちらもどうぞ!↓
■ニュージーランド英語(Kiwi English)をもっと知りたい方はこちらのコラム一覧をどうぞ。
動画のTranscript(書きおこし)はこちら
S’up, cuzzie bros? How’s it going?
I am proper stoked to be here.
My name is Steven Adams, a pretty lofty kiwi and I was super chuffed when BancFirst asked me to have a sit down with you about them.
And you’re about to find out that everyday is a school day.
I’m absolutely chocka-block of grouse things to say.
BancFirst really is hard out bro, no dramas. Because they know the meaning of solid.
(He is weird.)
Solid as, bro.
They’ll give you a fair go whether you’re a wee fella or sprouting some greys.
And they’re not just about townies in the big smoke. They’re in over 50 communities out in the wops. No porky pies.
BancFirst. Loyal to Oklahoma. Loyal to you. Bob’s your uncle.
(Excuse me, sir. You’re not from around here, are you?)
You reckon?