読者のみなさんの中には英会話スクールのようなところで英会話を習っている方もいらっしゃると思います。
英会話スクールだけでなく、海外の人と軽い挨拶がてらに話をする時などでも “How are you?” から話が前に進まない、と話題に困ったことはありませんか?
英語では “small talk(スモールトーク)” と言って、当たり障りのない話を初対面の人とする機会がとても多いので、挨拶から先に進まないととっても気まずい雰囲気が流れます…
今回は、そんなお悩みを一気に解決してしまう、おすすめの【スモールトークの話題】を3つ紹介したいと思います!
話題①基本中のキホン、お天気の話
どんな相手にでも使えて、一番簡単なトピックはお天気の話だと思います。
特に気の利いたことを言わなくても、寒い日だったら「今日は寒いね」とか「部屋の中は暖かいね」など、まずは簡単な文章でいいんです。
その際にオススメのポイントが一つあります。それは、付加疑問文を使うことです。
“It’s cold today” でも言いたいことはもちろん伝わりますが、「寒いです」と言われるのと「寒いねー」と言われるのとでは、後者のほうが会話が進みそうな気がしませんか?
英語も同じです。相手に会話のボールを投げるようなイメージで、
- (It’s) cold , isn’t it?
寒いねー - (It’s) warm in here, isn’t it?
中は暖かいね - (It’s a) lovely day, isn’t it?
のように言ってみると、相手も「最近寒いよね!こないだの大雪で素っ転んじゃって…」などと、そこから話を広げてくれるかもしれません。
天気の英語表現って意外と言えなかったりしますが、スモールトークでめちゃくちゃ役に立つので侮ってはいけません。
台風などの気象関連のニュースも話題にしやすいので、英語ニュースで表現をチェックするのもオススメですよ。
話題②相手の情報を引き出す
毎回毎回お天気の話だけだと、ワンパターンになってしまうかもしれません。「じゃ、他に何を話そう…」と心配しなくても大丈夫です!
相手は目の前にいるわけなので、そこから糸口を見つけてみましょう。
相手の引き出しをひとつ開けてみます。
例えば、週明けに会った場合は「週末はどうしてたの?」や、午後に会う人なら「今日はどう?忙しい?」などと聞いてみてもいいですね。
- How was your weekend?
- How’s your day going?
- How’s your day been? Been busy?
こんな簡単なことでいいんです。
そうすると「ここ最近とっても忙しくってね」などと、何かしら返してくれるはずです。そして、その後に「あなたは?」と必ず聞かれるので、自分のことも話しましょう。
答え方がよく分からない人は、自分が質問したときに相手がどう答えるか、よーく聞いてみましょう。そこから学べることは多いと思います。
話題③効果絶大!相手を褒める
相手を褒める。これ、本当に簡単なのに効果は絶大です!
人を褒めることに慣れていないと、最初はちょっと抵抗があるかもしれませんが、目の前の相手のことを何か一つ褒めてみましょう。
私は以前、トトロの顔がドドーンと描いてあるTシャツを着ている人に出会ったので、何気なく、
- I like your T-shirt.
そのTシャツ、いいね!
と言ってみたところ、本人お気に入りのデザインだったようで「いいでしょう!トトロ知ってる?」とすごい勢いで話しかけられたことがありました。他にも、
- I like your tie.
そのネクタイいいね! - I like your hair.
素敵な髪型だね
など何でもいいんです。ちょっと目に付いたものを “I like your 〜” と褒めてみましょう。
よく知らない人にいきなりそんなこと言って変じゃないかな、なんて心配しなくても大丈夫です。誰だって褒められるとちょっと嬉しくないですか?
緊張を打ち破るきっかけは何だっていい
特に初めて会う人だったりすると、お互いちょっと緊張してしまって何を話していいのか分からない、というのはよくあります。
でもこれって、日本語でも一緒のはずなんです。それが英語になってしまうと、急に『英語』というのがのしかかってきて、何を話したらいいのか分からなくなってしまったりします。
ネイティブも最初からそんなに難しいことを話しているわけではありません。会話に入るきっかけとして大事なのが、このちょっとした雑談=スモールトークなんです。
簡単な一言で始めてみましょう。今回紹介した3つの方法、ぜひ試してみてくださいね!
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