“How are you?” の本当の意味と答え方のポイント

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“How are you?” ってどんな意味だと思いますか?

多くの人が「元気ですか?」と答えると思います。私も学校でそう習ったような記憶があります。

では、どんなふうに答えたらいいのでしょうか?これ、慣れるまではものすごく悩むところだと思います。

似たような別の表現で「元気?」と聞かれることもあるし、どのフレーズにどう答えたらいいのか、私も海外に出てしばらくはものすごく悩んでいました。

でも、そんな悩める人がいたら、声を大きくして言いたいことがあります。

“How are you?” に全力で答えなくても大丈夫です。それよりももっと大切なことがあるんです。

この記事の目次

“How are you?” は大切だけど大切じゃない

これまでにも何度か書いたかもしれませんが、”How are you?” ってものすごく大事です。

さすが学校で最初の方に教わるだけあるなぁ、というぐらい英会話の基本の「き」なのは間違いありません。

でも、私がニュージーランドで生活していて気付いたことがあります。

それは “How are you?” って、それ自体はそんなに大事じゃないということです。

ちょっと矛盾したことを言っていますが、ニュージーランド生活が長くなるにつれて、そんな思いがだんだん濃くなってきました。

では、なぜ “How are you?” はそんなに大事ではないのでしょうか?

その理由は “How are you?” の意味にあります。これは「元気ですか?」と相手の体調を本気で聞いているのではないからです。

“How are you?” の答え方

相手はあなたの体調や調子を本当に知りたいと思って “How are you?” と聞いているのではないことがほとんどです。

これはもう、フレンドリーな挨拶として言っているだけで、本気の “I’m tired…” といった答えを期待していません。なんなら、返事を期待していないことさえあります。なので、

  • How are you? −I’m good. Thanks. How are you?
  • How are you, John? −Hi Ken, how are you?

のように、簡単に “good” などの短いポジティブな言葉で返したり、時には質問に質問で返すこともあるんですね。

では、”How are you?” に大した意味がないかと言うと、それも違うんです。

“How are you?” の本当の意味とは

“How are you?” は日本語にするのが難しいなぁと私はいつも感じます。

それは、単に【会話のきっかけを作る】という役割だからです。

ちょっと日本語で考えてみましょう。例えば、出社したときに職場の人とエレベーターで一緒になったとします。

「おはようございます」と挨拶した後、何か話しかけたいなと思ったら、あなたなら何て言いますか?「元気ですか?」ってあんまり言わないですよね。「今日は暑いですね」とか「すごい雨ですね」みたいに言いませんか?

“How are you?” ってそんなイメージだと思うんです。

つまり、重要なポイントは、”How are you?” と相手に聞くことで会話がスタートする、ということです。話のきっかけを作る、という理由で “How are you?” はとても大事な役割があるんです。

“How are you?” から先が大事

“How are you?” への答え方よりも大事なこと、それは “How are you?” と相手に聞いた後のことだと私は思います。

会話のきっかけを作るのが “How are you?” なので、そこから話を進めていくことが大切なんです。”I’m fine.” と答えるか “I’m good.” かといった「答え方」「どの単語・フレーズを使うか」は、実はそんなに大切ではありません。

それよりも、その先にある【会話・雑談をすること、それを楽しむこと】に意識を向けてみましょう。

実際に私は何度か、”How are you?” からうまく話が続かずに微妙な空気が流れたことがあります。

相手は “How are you?” と聞かれたら「ちょっとお話しましょう」というメッセージだと受け止めるので「何を話すのかな」と待っている部分もあります。そこで無言になられたら、どうしたらいいのか分かりませんよね。

天気の話でもなんでもいいので、何か話してみましょう。これは練習あるのみです!

“How are you?” から始めてみよう

私は海外に出てから慣れるまで “How are you?” と聞かれるのが怖かったです。それは、なんと答えたらいいか自信がなかったからです。

でも今は、”How are you?” と聞かれると嬉しい気持ちになります。それは “Hi” や “Hello” だけの挨拶とはあたたかさが違うからなんです。

友人から “Hi” だけで挨拶をされると「あれ?あんまり話したくないのかな」と思ってしまうぐらい、”How are you?” から会話を始めるって、親しい人同士では自然なことなんですね。

あまり親しくない人とは “Hi” や “Hello” だけで挨拶を済ませがちですが、それだとやっぱりなかなか仲良くなれません。”How are you?” と一歩進んで声をかけることで、親しくなるきっかけが生まれます。

“How are you?” ってそんなフレーズだと思うので、あまり使えてないなぁ…という方はぜひ意識して使ってみてくださいね。

今回は “How are you?” を紹介しましたが、”How are you doing?” や “How’s it going?” なども【会話のきっかけ】という役割は同じです。

挨拶にまつわる英語コラム

■店員さんが言う “Hi, how are you today?” はちょっとニュアンスが違います↓

■”How are you?” 以外の挨拶 “How are you going?”、”What are you up to?”、”How’s your day been?” はこちらで紹介しています↓



■”I’m fine.”、ネイティブはどう使う?

■”I’m fine, thank you. And you?” ではなく、ネイティブはどう返す?

■会話を続けるためのコツはこちらで紹介しています↓

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