春は出会いの季節でもありますが、同時に別れの季節でもありますよね。
学校を卒業したり、仕事を辞めたり、引っ越しをしたりして、友達・親しい人と会えなくなって「寂しくなる」、誰かがいなくなって「寂しくなる」…なんて言う機会も増えるのではないでしょうか。
そんな「寂しくなる」「寂しい」という気持ちを表現する英語を紹介したいと思います。
「寂しくなる」「寂しい」を英語で言うと?
「寂しい」を辞書で引いてみると “lonely” という形容詞が最初に出てくることが多いです。
日本語でも「ロンリー」と言ったりするので、意味は皆さんよくご存知ですよね。
ところが、誰かと会えなくて「寂しい」や、会えなくなるので「寂しくなる」と言うような場合にはあまり使いません。”lonely” は「一人ぼっちで孤独」という意味なので、会えないから寂しいとはニュアンスがちょっと違うからです。
では、英語ではどう表すのかと言うと…
“miss” という動詞を使います。これが英語の面白いところだなと思うのですが「〜がいなくて寂しい」という意味の動詞があるんですね。
“I miss you.” なんていう歯が浮くようなフレーズをテレビや映画で耳にしたことはありませんか?それがこの “miss” です。
では次は “miss” を使った「寂しくなる」「寂しい」の英語表現を見てみましょう。
「寂しくなる」を英語で言うと?
「(あなたがいなくなると)寂しくなります」「寂しくなるなぁ」「寂しくなるよ」は全部、
I will miss you.
で表せます。別れの言葉としてはド定番のフレーズで、ロマンチックなシチュエーションだけではなく、親しい友達とか家族にも割と気軽に使う表現です。
相手に直接言う場合はもちろん、メッセージカードに書く場合にもこのままでOKで、私たち家族もニュージーランドから引っ越しをする時にいろんな人からメッセージをもらったのですが、そこに “miss” がたくさん出てきました↓
- I’ll miss you! Let’s keep in touch.
寂しくなるよ。連絡取り合おうね - I heard you guys are moving to Japan. It’s so sad. We will miss you all.
日本に引っ越すんだってね。寂しくなるよ - We will miss you.
- We’ll miss you guys.
- I will miss you so much.
- We will definitely miss you.
娘が友達からもらったカードや小学校のクラスメイトからもらった寄せ書きにも、
- I will miss you, ○○(娘の名前). I hope you have a good time in Japan.
みたいなメッセージをみんな書いてくれていて、”I will miss you.” のオンパレードでした。それぐらい定番の表現なんですね。
インフォーマルな口語では、
I’m going to miss you.
も使われますよ。職場の誰かが辞める時なんかも、”we” を主語にした、
We will miss you.
が決まり文句的です。日本語でも「〜さんがいなくなると寂しくなります」って言いますよね。国が変わっても同じなんですねー。
そして “miss” の後ろには「人」だけではなく「〜すること(〜ing)」を入れることもできます。娘の先生からもらったカードには、
- I will miss seeing your smile every day.
と書いてありました。「毎日あなたの笑顔が見れなくなると寂しくなるわ」といった感じですね。
「寂しい、会いたい」は “I miss you.”
「これから寂しくなる」とは違って「今、寂しい」は、
I miss you.
と時制を現在形に変えるだけで表現できます。「今あなたがいなくて寂しい→会いたい」というニュアンスですね。
ロマンチックな場面だけではなく、仲の良かった友達と離れ離れになってしまって「寂しいな、会いたいな」という気持ちを表現する時にも、
- I miss you so much.
すっごく会いたいよ - I miss you guys so much!
みんなに会いたいよ - Miss you! / Miss u!
(カジュアルに)会いたいな!
のようにカジュアルに使えますよ(シチュエーションにもよりますが、異性の友人複数に対してではなく1人に向けて言うと重く受け取られて誤解される可能性もなくはないです)。
そして、現在形ではなく過去形にすると、
I missed you so much!
で、これは「あなたがいなくて寂しかった→会いたかったよ!」というニュアンスになります。親しい人と久しぶりに再会した時なんかによく使うフレーズです。
これからの季節、仲良しの友達や職場の人に英語で別れの言葉を贈るときの参考になれば嬉しいです。
■新たな出発を「嬉しいような悲しいような」と表現する時に役立つ英語はこちらで紹介しています↓
■”miss” は今回紹介した意味以外でも日常的によく使う単語です。”miss” の基本の意味と使い方はこちら↓