牛乳アレルギー、卵アレルギー、小麦アレルギー、ピーナッツアレルギー、えびアレルギー、花粉アレルギー、猫アレルギー…。いろんなアレルギーがありますよね。
アレルギーを持っている人は外食でも気を使われると思います。私もニュージーランドの飲食店で働いていた時に、お客さんから「これ○○入ってる?私、アレルギーなんです」と言われたことが何度もあります。
そこで今回は「アレルギー」「アレルギーがある」の英語表現を紹介したいと思います!
「アレルギー」を英語で言うと?
「アレルギー」は英語で、
allergy
と言います。これは数えられる名詞なので、複数になると “allegies” となります。
発音はイギリス英語では /ˈælədʒi/、アメリカ英語では /ˈælərdʒi/ です。一番大事なのは「アレルギー」というカタカナ読みを忘れること。あとは最初の母音にアクセント置くことがポイントです。
「アレルギーがあります」は英語で?
具体的に “allergy” を使って「私は〜アレルギーです」「〜にアレルギーがあります」のように言う場合には、シンプルに “have” を使います。例えば、
- I have an egg allergy.
私は卵アレルギーです - I have a soy allergy.
私は大豆アレルギーです - I have a peanut allergy.
私はピーナッツアレルギーです - I have a cat allergy.
私は猫アレルギーです - Would you like some? −I’m sorry but I can’t eat that. I have an allergy.
「少しいかがですか?」「すみません。アレルギーがあるので食べられないんです」
のように言えばOKです。花粉症の季節だと、鼻をグシュグシュしながら、
- I have allergies.
とだけ言えば「あぁ、花粉症なんだな」「花粉アレルギーなんだな」と分かってもらえますよ。
次は「〜アレルギー」を表す時によく使われる、別の表現を見てみましょう。
“allergic to” で表す「私は〜アレルギーです」
“allergy” の形容詞で「アレルギーのある」を表すのが、
allergic
です。発音は /əˈlɜː.dʒɪk/ で、アクセントの位置が “allergy” とは変わるので注意してくださいね。
具体的に「〜アレルギーです」「〜にアレルギーがあります」を表す場合にはとってもよく使われるフレーズです。例文を挙げてみると、
- I’m allergic to wheat.
私は小麦アレルギーです - I’m allergic to milk.
私は牛乳アレルギーです - I’m allergic to cats.
私は猫アレルギーです - I’m allergic to pollen.
私は花粉症です - I can’t eat shellfish. I’m allergic.
アレルギーなので甲殻類が食べられません
アレルギーがあるものを “to” の後ろに入れるだけなので簡単ですね。
花粉症は具体的に花粉の種類を言いたい場合には、上の例文の “pollen” を “Japanese cedar pollen(スギ花粉)” や “Japanese cypress pollen(ヒノキ花粉)” に置き換えて言えばOKですが、それほど具体的に表現する機会は多くないかもしれません。
接客・レストランで役立つアレルギーに関する英語
冒頭でも少し触れましたが、私がニュージーランドの飲食店で働いていた時にはアレルギーを持つお客さんもたくさんいました。
アレルギーがあるお客さんの話を聞いていると、食事を提供する側もきちんと接客・対応できないと危険だなと感じたこともあったので、飲食店で役立つアレルギーに関する英語表現を紹介したいと思います。日本を訪れる外国人旅行者も増えている中、飲食店で働く方の参考になれば幸いです。
まずは上で紹介した、
〜 allergy
be allergic to 〜
は発音も含めて絶対に覚えておきたい表現です。他にもいくつか私がよく耳にしたフレーズを挙げてみると、
- Does this have 〜 in it?
これに○○は入ってますか? - Is this gluten-free?
これはグルテンフリーですか? - Is this dairy-free?
これに乳製品は使われていませんか? - What can I have off your menu?
メニューの中でどれが食べられますか?
なんかはよく耳にしました。これらはアレルギー以外にも宗教的に食べられない場合、信条的に食べない場合にも使われる表現です。
- Does this have egg in it?
これに卵は入ってますか? - I’m a vegetarian. Does this have any meat in it?
私はベジタリアンです。これにお肉は入ってますか? - I can’t eat gluten. Is this gluten-free?
グルテンが食べられません。これはグルテンフリーですか? - I’m allergic to nuts. Is this nut-free?
ナッツアレルギーです。これにナッツは入っていませんか? - I can’t eat dairy. What can I have off your menu?
私は乳製品が食べられないのですが、メニューの中でどれが食べられますか?
みたいな感じですね。日本語では「〜は入ってませんか?」と聞くことも多いように思うのですが、英語では “Does this have(入ってますか?)” と聞くほうがナチュラルです。もしくは上の例文のように “○○-free” なら「○○のない→○○が使われていない」という意味になります。
お客さんが実際に来店する前に「そちらのレストランはアレルギー対応してますか?」と問い合わせを受けることもあったのですが、そんな場合は、
- Do you accommodate (food) allergies?
- Do you accommodate special dietary requirements?
みたいに聞かれることが多かったです。“accommodate” は「(ホテルや部屋が)収容する」という意味でよく使われる単語ですが、上のように使うと「求められたものを提供する」のニュアンスになります。
“dietary requirements” は直訳すると「食事上の要件」ですが、これはアレルギーに限らず、宗教的・信条的に食べない物も含んだニュアンスになるので、とてもよく使われる表現です。
そして、逆に店員側が「何かアレルギーはありますか?」「食べられないものはありますか?」とお客さんに聞く時は、
- Do you have any food allergies?
食物アレルギーはありませんか?
食物アレルギーはありますか?
(返事が “No” →アレルギーなし、“Yes” →アレルギーあり) - Is there anything you can’t eat?
何か食べられないものはありますか? - Do you have any dietary requirements?
何か食事上の制限はありますか?
などがよく使われます。他にも「アレルギーがあれば事前に教えてください」とメールやウェブサイトに書く場合には “Please let us know if you have any dietary requirements.” なんかもよく使われていると思います。
日本では「アレルギーなので、このメニューの○○を△△に替えてもらえませんか?」とリクエストしても対応してくれる飲食店は多くないかもしれませんが、ニュージーランドでは対応してくれる店も多く、グルテンフリーにしたい、○○を抜いて欲しいなんかもわりと気軽に対応してくれます。
食物アレルギーがあると海外旅行での外食は心配になると思いますが、まずは店員さんに相談してみるといいと思います。ちゃんとした店ほど対応してくれる可能性が高いですよ。
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