“I owe you an apology.” と誰かに言われたら、どんな意味だと思いますか?
同じ “owe” という単語を使った “I owe you one.” というフレーズもありますが、これはどんな意味になるのでしょうか?
今回もネイティブが実際に使う、ぜひ覚えておきたいフレーズを紹介します!
“owe” の意味とは?
- I owe you an apology.
これは「君に謝らないといけない」という意味で使われるフレーズです。
“apology” は “apologise(謝罪する)” の名詞で「謝罪」という意味ですが、”owe” って何なのでしょうか?
この文の意味が分からないとしたら、おそらくあまり馴染みがない “owe” という単語のせいではないかと思います。
この “owe” は /oʊ/ または /əʊ/ と発音して「(人)に借りがある」「(人)に〜を負っている」という意味があります。
なので、”I owe you an apology.” は直訳すると「あなたに謝罪の借りがある」ということです。でも「謝罪の借りがある」とは言わないので「あなたに謝ることがある→謝らないといけない」 という意味になるんですね。
“I owe you an apology.” の使い方
“I owe you an apology.” は、何か謝りたいことがあると切り出すときに役立つフレーズです。
- I owe you an apology. I should have told you about Rachel earlier.
君に謝らなきゃいけない。レイチェルのこと君にもっと早く話しておくべきだったよ
また、このフレーズは “I” の部分や “you” の部分を変えて使われることも多いです。例えば、話している相手ではない第三者に対して「私は〜に謝らないといけない」と表現する場合には、
- I owe Tom an apology.
私はトムに謝らないといけない
みたいに言えたり、自分は全く関係なくて「AはBに謝らないといけない」と第三者の立場から批判するような場合にも、
- Tom owes Emma an apology.
トムはエマに謝らないといけない
のようによく使います。そして、強調して言う場合には、
- I owe you a huge apology.
のように “huge(非常に大きい)” を使って形容することもありますよ。
“I owe you one.” も覚えておきたい
この “owe” を使った、口語でよく使われるフレーズに、
- I owe you one.
というのがあります。先ほどの説明からすると「私はあなたに “one” の借りがある」ということになりますが、これでは訳がわかりませんよね。
実はこれは「君に1つ借りができたね」とか「恩に着るよ」といった意味で、相手のおかげで助かったときによく使われるカジュアルなフレーズです。
- Thanks for doing this for me. I owe you one.
これをしてくれてありがとう。恩に着るよ
みたいな感じで「この借りは返すからね」といったニュアンスを含んでいます。
逆に、あなたが友達を助けてあげて「貸しだからね」「この借りは今度返してよ」的なニュアンスで、
- You owe me one.
と言うこともできますよ。映画なんかでもよく出てくるナチュラルなフレーズです。
“I owe you an apology.” も “I owe you one.”、”You owe me one.” も決まった言い方なので、頭で考えすぎずに口に出して音で覚えてしまいましょう!
■”owe” の使い方はこちらのコラムでも紹介しています↓