“Would/Do you mind …?” と聞かれたらどう答える?

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英語でいきなり話しかけられると、頭では分かっていても咄嗟に答えられない時ってありますよね。

普段から英語で話していないと、咄嗟の時にはせっかく覚えた英語の知識も役に立ちません。

でも、英語で話しかけられる時ってわりと突然だったりしませんか?

そんな咄嗟に聞かれることが多いわりに、よく間違えてしまう “mind” を使った質問が今回のテーマです。

この記事の目次

よく聞かれる「写真を撮ってもらえますか?」

東京や京都・大阪など、海外からの観光客が多い場所では「写真を撮ってもらえますか?」と声をかけられることがあるかもしれません。

では、いきなりこう話しかけられたら何て答えますか?

あまり英語が得意でなくても、”take a photo/picture” が聞き取れて、カメラを持っている人にこう言われたら、写真を撮って欲しいんだなということは雰囲気で分かりますよね。(”picture/photo” の違いはこちらで紹介しています)

そんな時、とっさにこう言ってしまったことはありませんか?”Oh! Yes, yes!” と。

相手がよっぽど意地悪な人ではない限り、”Thank you!” と言いながらカメラを渡されるでしょう。

でも、お気付きの方も多いと思いますが、これはちょっと変な答え方なんです。ちゃんとコミュニケーションができれば大きな問題ではないのですが、ちょっとだけ文法のこともおさらいしておきましょう。

“Would you mind 〜?”は「〜してもらえませんか?」と訳すと間違えやすい

Would you mind 〜?” は「〜してもらえませんか?」という意味だと英語の授業で習ったような気がします。そして、嫌ではない場合 “No”、嫌な場合 “Yes” と答えるとも習いませんでしたか?

よくテストに出る引っかけ問題的なやつですが、この答え方に悩まされるのは「〜してもらえませんか?」という訳し方のせいだと思うんです。

でも、”mind” のもともとの意味に忠実に訳すと、全く混乱しません。
〜するのを嫌だと思いますか(気にしますか)?」です。

嫌なら「はい、嫌です」なので “Yes”、嫌じゃないなら「いいえ」なので “No” です。簡単ですよね。

頭では理解していても、いきなり英語で話しかけられると、ついつい笑顔で “Yes!” と言ってしまいがち…。でも、これは「はい、嫌です」と笑顔で言っていることになります。

相手は「多分 “いいよ” の意味だろうな」と察してくれると思いますが、こんな場合に私がよく耳にする返事を次に紹介しましょう。

“Would you mind 〜?” への返し方

「もちろんいいよ!」と言いたい場合は、

なんかが使われますが、咄嗟に出てこない時や、頭の中でYesとNoがこんがらがってしまった場合には、

  • Sure.

でもいいと思います。”Sure” を答えとして正しくないと言う人もいますが、実際に使われていますし、”Yes” よりは相手に正しく伝わるかと思います。

そして、逆に「それ、して欲しくないなぁ…」と思うときには、自分の意見をやんわり伝えましょう。教科書的な答え方としては、

  • I’d (=I would) rather you didn’t.

がありますが、舌を噛みそうで覚えられない場合にはもっといい方法があります。それはシンプルに、

  • Sorry, I’m in a hurry.
    ごめんなさい、急いでるんです

のように “(I’m) sorry” と言ってから理由を付け加えるだけです。YesもNoも関係ないので、これなら簡単ですよね。

日本語でもそうですが、特に英語では何かを断ったりする時に理由を付け加えることが多いと感じます。シンプルすぎて “Yes, I do.(はい、嫌です)” とだけ言うのはちょっとカンジ悪いのでご注意を。

Mind!

“Can I/you 〜?” からたまには脱出してみよう

「〜してもいいですか?」と英語で言うときに、いつも “Can I 〜” で始めていませんか?

伝わればもちろんそれでも全く問題はないのですが、もうちょっと違う言い方をしたいなと思ったときには、こんなふうに言ってみるのもいいですね↓

  • Do you mind if I sit here?
    ここに座ってもいいですか(ここ空いてますか)?
  • Do you mind if I borrow this chair?
    このイス借りてもいいですか?
  • Do you mind if I borrow your pen?
    ペン借りてもいい?

「〜してもいいですか?」とこちらの希望を伝えながらも相手の意向も伺う、柔らかい印象になります。

これらに対する答え方は上で紹介した通りです。”mind” で聞かれると混乱しがちですが、ここでも万が一大混乱してしまった場合は、

  • Sure.
  • Go ahead!

などと言っても伝わります。

また「〜してもらえますか?」が “Can/Could you 〜?” のワンパターンになっている場合は、

  • Would you mind closing the window?
    その窓を閉めていただけますか?
  • Would you mind watching my bag for a minute?
    私のカバンをちょっとだけ見ててもらえますか?
  • Would you mind not smoking here?
    ここでタバコを吸わないでもらえますか?

のように丁寧に「(〜して欲しいんだけど)〜してもらえますか?」と聞くこともできますね。

表情と気持ちも大切

“Do you mind if I borrow this chair?” と聞いたら、英語がネイティブの人でもニコニコしながら “Yeah, go ahead!” と答えたりする事も全く無くはないので、教科書通りにいかないこともあります。

やっぱり表情で気持ちを伝えることも大切なんですね。

でも、表情や気持ちにプラスしていろんな言い回しを知っておくと、自分の気持ちをより正確に伝えたり、相手の気持ちを理解する上で役立つと思います。

■”mind” を使った表現は、こちらでも紹介しています↓


■”Would/Do you mind 〜?” に対する「もちろんいいですよ」が “Of course not” になるわけはこちら↓

■”Would you 〜?” と “Could you 〜?” の違いはこちら↓

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