海外で外食した時、思ったよりもボリュームがありすぎて食べきれない!という経験はありませんか?
そんな時、皆さんはどうしていますか?もったいないな…と思いつつ、残しますか?持って帰ってあとで食べたいと思ったことはありませんか?
今回はそんな時に使えるフレーズを紹介します!
食べ残しって持って帰れるの?
食べ残したものを持ち帰るのって、日本ではお店側が食中毒を気にして断ったりすることもありますよね。
私も以前、何のお店かは忘れたのですが、断られた経験があって「そこは自己責任でしますから」とお願いしてもダメだったことがあります。
でも、ニュージーランドでは食べ残しを持ち帰るのは日常茶飯事です!
特に中華料理やピザのお店などでは、残していたら「持って帰る?」と必ずと言っていいほど聞かれます。
食べきれないから持って帰りたい。英語で何て言う?
そんな時「英語では “doggy bag” を下さいと言いましょう」って聞いたことはありませんか?
“doggy bag” とは「食べ残したものを家に持ち帰るための袋」という意味の英語表現です。
ただ、私がニュージーランドのレストランで働いていて、お客さんから「doggy bagちょうだい」と言われたことはありませんでした。また、自分がレストランに食べに行って、食べきれなかった食事を「持って帰る?」と聞かれる時も「doggy bagいる?」と言われたことはありません。
もちろん国や地域によって違ったり、個人差が大きいとは思いますが、本当に一度も耳にしたことがありません。
アメリカでは「”doggy bag” は死語」「”doggy bag” も普通に使う」のどちらの説も聞いたことがありますが、私がニュージーランドで実際によく耳にするのは「持ち帰り用容器を下さい」という表現です。
この「持ち帰り容器」を英語で何と言うのかは後ほど紹介します。
持ち帰りは英語でどう言う?Take out は和製英語?
まずは「お持ち帰り」を英語で言ってみましょう。
日本で「お持ち帰り」は「テイクアウト」ですが、イギリス英語の影響が強いニュージーランドでは “(to) take away” と言います。アメリカ英語では “to go” というのが一般的です。
例えば、カプチーノを持ち帰り用に注文したい時は、
- Can I have a cappuccino to take away, please?
- Can I have a takeaway cappuccino, please?
と、こんなふうに言えば通じます。
反対に「店内で食べます」は英語で?
カフェやファストフード店では必ず「ここで食べる?持ち帰り?」と聞かれます。しかも、めちゃくちゃ早口なので、ボーッとしていると聞き取れないこともよくありますが、これさえ覚えておけば大丈夫です↓
- (To) have here or take away?
です。「ここで食べますか?」は大抵、
- (To) have here?
- Having here?
- For here?
などと聞かれます。そして、そこで食べる場合、もしくは持ち帰りにしたい場合にはそれぞれ、
- (To) have here, please.
- (To) take away, please.
と答えればOK。必ず “please” を付けるように心がけましょうね。
“doggy bay” の話に戻って…
“doggy bag” の話でしたね。
“doggy bag” という表現は確かに存在するので、使わないということではありません。ただ、ニュージーランドでは多くの人が、
- Can I have a takeaway container/box?
という表現を使うのをとてもよく耳にします。もしくは、お店の人に頼む場合には、
- I’d like to take this home.
- I’d like to take this with me.
- Can I have a box/container/bag for this?
- Could you wrap this up for me?
- Could you put this in a takeaway container for me?
などと聞いてみてもいいでしょう。
その際「お腹がいっぱいだけど、とっても美味しいから持って帰りたい」と一言添えると、店員さんも気分よくやってくれると思いますよ。
■ちょっと間違えやすい「食べ残し」の英語表現はこちら!↓