「〜に似ている」「そっくり」って英語でなんて言う?

日本に帰国してふと感じたことがありました。

それは、テレビや会話の中に「(誰が誰に)似ている」という表現がとってもよく出てくるなぁ、ということです。

ニュージーランドでは人の容姿を会話の話題にすることは日本ほどないように感じますが、それでも友達の子どもなどに対して「お母さんに似てるね」「お姉ちゃんとそっくりだね」みたいに言うことはあります。

では、こんな「〜に似てる」「〜にそっくり」って英語でどう言うのでしょうか?

「性格が似ている」も合わせて、私がよく耳にしたり目にするものを中心に紹介したいと思います!

目次

「〜に似ている」の定番 “look like”

人の見た目が「〜に似ている」と言えば、一番よく使われるのは、

look like+誰(何)

だと思います。私が日常会話や口語で耳にしていたのは、たいていこれです。

“look like 〜” で「〜のように見える」なので、そこから「見た目が〜に似ている」というニュアンスになるんですね。

  • He looks like his mother.
    彼はお母さんに似ている

そして、この “look like” をちょっと応用するだけで、

  • 〜にそっくり
  • 〜に全然似ていない
  • 〜になんとなく似ている

が簡単に表せてしまうんです。

「そっくり」を英語で言うと?

まずは、パッと思いついた「〜にそっくり」の英語表現を挙げてみます。

  • He looks just like his father.
    彼はお父さんにそっくりだね
  • Your daughter’s eyes look just like yours.
    娘さん、あなたに目がそっくりだね
  • You look so much like your sister.
    お姉さん(妹)にそっくりだね
  • I look exactly like my father.
    私の外見は父親にそっくりです

2人もしくは複数人が主語になる「(誰と誰)はよく似ている」を表すには、

誰と誰+look alike

となります。ここは “like” ではなくて “alike” になるので注意してくださいね。

  • Their kids all look alike.
    彼らの子どもはみんなよく似ている
  • They look very much alike.
    彼らはすごくよく似てる

また、“look like” ではなく “be like” になると性格や言動が「そっくり」というニュアンスにもなり得ます。

  • My brother is exactly like my dad.
    兄(弟)は父親そっくりです

「どちらかと言うと母親似」「なんとなく似ている」を英語で言うと?

「父親似か母親似か」という話題になることってありますよね。

そんなに「そっくり」ではないけど「似ている」の表現には “more” を使ったり、以前に紹介した “kind of ” なんかも役に立ちます。

  • She looks more like her father than her mother.
    彼女はお母さんよりもお父さんに似ている
  • Physically, I’m more like my mom/mum.
    容姿はどちらかと言うと母親似です
  • She kind of looks like her brother.
    彼女はお兄さん(弟)になんとなく似てる
  • He kind of looks like John.
    彼はどことなくジョンに似ている

「全然似てない」を英語で言うと?

「〜に全く似てない」は “look like 〜” を否定形にして “at all” をつければOKです。“not 〜 at all” というやつです。

あるいは、“look nothing like 〜” という言い方も耳にしますよ。知らないとなかなか “nothing” は思い浮かびませんよね。

他にも、上に出てきた “look alike” を否定形にするのもアリです。

  • You don’t look like your brother at all.
    お兄さん(弟)と全然似てないね
  • He looks nothing like his brother.
    彼はお兄さん(弟)と全然似ていない
  • They’re twins but don’t look alike.
    彼らは双子だけど似てない

その他の「似ている」「そっくり」「瓜二つ」の英語表現

have で表す「(体のパーツ)が似ている」

「〜に似ている」は “have” を使って「〜の…を持っている」のように言うことも多いです↓

  • She has your eyes!
    彼女は目があなたに似てるね
  • You’ve got your mum’s eyes.
    あなた、目がお母さんに似てるね
  • I have fingers like my mum’s.
    私の手の指は母親に似ている

twins で表す「そっくり」

本当に似ている2人を日本語で「双子みたいだね」と言うことがありますが、英語でも同じように、

  • You guys look like twins!

みたいに言うことがあります。似たような服装をした2人を「(双子みたいに)そっくりだね」と言いたい時にも使えますよ。

イディオム “like two peas in a pod” で表す「そっくり、瓜二つ」

双子のように似ていることを日本語で「瓜二つ」と言いますよね。それと同じように、英語にも「瓜二つ、そっくり」を表すイディオムがあるんです。

それが “like two peas in a pod” です。

peas” は「グリーンピース(えんどう豆)」なので「two peas=ふた粒のグリーンピース」、そして “pod” は「さや」という意味です。つまり “like two peas in a pod” とは「1つのさやの中のふた粒のグリーンピースみたい」ということですね。見た目の区別がつかないぐらい似ているので「瓜二つ、そっくり」という意味になります。

  • They’re like two peas in a pod.
    彼らは瓜二つだ(そっくりだ)

take after で表す「似ている」

親や親戚などの「(血縁関係のある年上の人)に似ている」は、“take after 〜” というフレーズを使って表すこともできます↓

  • I take after my dad and my brother takes after my mum.
    私は父親似で弟(兄)は母親似です
  • You really take after your mother.
    君は本当にお母さんにそっくりだね
  • Who do you take after more, your mother or your father?
    母親と父親、どっちに似てるの?

「take after+誰」は性質や行動などの見た目以外が「似ている」にも使われるフレーズです。

  • take after my father in many ways.
    私は色んなところが父に似てます
  • He takes after his mum in personality.
    彼は性格が母親に似ている
  • She takes after her father in looks. They both have brown eyes and dark hair.
    彼女は見た目が父親に似ている。

“resemble” で表す「似ている」

「〜に似ている」を表す “resemble” という単語をご存じの方もいると思います。確かに “resemble” も、

  • You don’t resemble your father at all.
    君はお父さんに全然似てないね

のように使うことができますが、日常会話では私はそれほど耳にしません。これは地域差もあると思いますが、“look like” よりもかたい表現という印象があります。

今回はいろんな「似ている」「似ていない」を紹介しましたが、まずは自分が使いやすそうなフレーズから覚えて実際に使ってみてくださいね!

■「きょうだい」「兄、姉、弟、妹」の英語表現のおさらいはこちらで↓

■「全く〜ない」の “not… at all” はこちらのコラムで紹介しています↓

■「〜に似てるね」と言われた時に返す「それ、よく言われるんだよね」を英語で言うと?

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