「嬉しい」は英語で?glad、happy、pleased の違い

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「嬉しい」は英語で何て言うの?と聞かれたら、あなたならどんなふうに答えますか?

学校の授業では「嬉しい=glad」と習ったような気がしますが、実はすべての「うれしい」に “glad” を使ってしまうと、ちょっと変になってしまうことがあるんです。

そこで今回は日本語で「嬉しい」を表すときによく使われる “glad/happy/pleased” のニュアンスの違いを紹介します!

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glad/happy/pleased の違いは?

「嬉しい」を表す英単語の代表的なものに、

  • glad
  • happy
  • pleased

の3つがあります。似ている単語の微妙なニュアンスの違いを調べるときは、たいてい英英辞書を見ると分かりやすいので、ちょっと見てみると、

  • glad:pleased and happy
  • happy:feeling, showing, or causing pleasure or satisfaction
  • pleased:happy and satisfied
    (Cambridge Dictionary)

と書かれてあります。全然ピンときませんね(笑)

そこで今回は、私がネイティブの使い分けから感じる “glad”、”happy”、”pleased” の微妙なニュアンス・意味の違いを紹介したいと思います。

“glad” が意味する「嬉しい」

“glad” は、何かいいことが起こって「喜んでいる、嬉しい」という気持ちを表しますが、「よかった」「ホッとしている」や「ありがたい」みたいなニュアンスでよく使われます。

なので「(〜して)嬉しい」に使われることが多いです。例えば、

  • I’m glad to hear that.
    それを聞いて嬉しいです(よかったです)
  • I’m glad you liked it.
    気に入ってくれて嬉しいです(よかったです)
  • I’m glad the rain held off.
    雨が降らなくてよかった(天気がもってよかった)
  • I’m so glad you came.
    あなたが来てくれて嬉しいです(よかったです)

みたいな感じですね。通常は「〜して嬉しい」のように何に対して嬉しいのかを表す場合に使うので、”I’m glad.” 単体では使いません。

“happy” が意味する「嬉しい」

“happy” は “glad” よりもっと「嬉しい」度が高い、興奮度やテンション高めの「嬉しい」を表す場合に使うことが多い単語です。

ハッピーという文字そのまま「楽しい感じ」「気持ちが満たされた感じ」の「嬉しい」を表すのにぴったりです。

  • Congratulations! I’m so happy for you.
    おめでとう!(私も嬉しいよ)
  • I’m so happy I passed my driving test.
    運転免許の試験に合格してとっても嬉しい
  • Your parents will be happy to see you.
    ご両親はあなたに会ったら喜ぶでしょう
  • I couldn’t be happier.
    最高に幸せです(この上なく幸せです)

“happy” はわりとカジュアルな表現で、口語ではとてもよく使われます。

また、すぐ後ろに名詞をもってきて “happy life”、”happy face” や “happy child” のように言えますが、これらを “glad” に置き替えることはできません。

さらに、「満足した」というニュアンスで使うことができるのも “happy” の特徴で、完了形でも使えますよ。

  • I’m happy with my purchase.
    (レビューなどで)買い物に満足しています
  • I’ve been very happy living in this neighbourhood.
    この地区に(住んで)とても満足しています

■”happy” の様々な使い方はこちらで詳しく紹介しています↓

“pleased” が意味する「嬉しい」

“pleased” は「満足した」「喜ばしいと思う」という気持ちを含んだ「嬉しい」を表します。

“happy” はカジュアルに使うのに対して、”pleased” はフォーマルで丁寧な印象があります。

  • Pleased to meet you.
    お会いできて嬉しいです
  • We are very pleased with the results.
    私たちは結果にとても満足しています

また、”pleased” はビジネスやフォーマルな文書・手紙・メールなどにもよく使われますよ。

  • We are pleased to confirm your reservation.
    ご予約を承りました(ことをお知らせ致します)
  • We are pleased to announce that ABC Trade is now a part of ABC Group.
    ABC TradeはABC Groupに入りましたことをお知らせ致します

これらは「嬉しい」というよりも、良いニュースを「お知らせいたします」みたいなニュアンスのフォーマルな表現として使われます。

直訳にこだわらなくていい

「嬉しい」を表す単語は他にもたくさんありますし、直訳にこだわらずに、

  • (It’s) good to see you.
    会えて嬉しいよ(よかったよ)
  • (It’s) nice to meet you.
    お会いできて嬉しいです(よかったです)

のように主語を “I” ではなく “It’s” にして表現することもできます(ただし、”It’s glad/happy/pleased” とは言えません)。

今回のコラムが「嬉しい」を表すときの参考になれば嬉しいです!

■「(〜して、〜で)よかった」のいろいろな英語表現はこちら↓

■”glad” も含めて「ホッとする」「安心する」の表現はこちらで紹介しています↓

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