先日無事に出産を終え、産後のサポートをしてくれている助産師さんと毎日話す会話の中には「うんち」「うんこ」の表現がたくさん出てきます。
そこで今回はタイトルの通り、なかなか教わる機会の少ない「うんこ」「うんち」の英語表現を取り上げたいと思います。
お食事中の方はお食事を終えてから、ぜひゆっくりご覧ください。
「うんち」を英語で言うと?
まずは、一番ポピュラーな「うんち」の表現から見ていきましょう。
親が子どもと話すときや、子どもが「うんち」と言う場合によく使われるのは、
poo
poop
です。おもに “poo” がイギリス英語で、アメリカ英語では “poop” なので、ニュージーランドでは “poo” の方がよく使われています。
ちなみに、動物の「フン」も同じ表現を使って “dog poo/poop(犬のフン)”、”bird poo(鳥のフン)” みたいに言いますよ。
「うんちをする」と言いたい場合には、”poo” や “poop” は動詞としても使えます。
- Mum, I need to poo.
ママ、うんちしたい - She hasn’t pooped today.
彼女は今日はまだうんちが出ていません
もしくは、名詞の “poo/poop” を使うと、
do a poo
do a poop
とも言います。”He’s done a poo.” みたいな感じですね。
この “poo/poop” という表現は大人が使わないかというと、そうでもありません。
- I haven’t pooped in days but still don’t feel the need to poop.
数日間うんこをしていないけど、便意がない
ただ、赤ちゃんや子どもに関連すること以外で大人が普通に使うと、ちょっと子どもっぽい印象になります。そこで次は、その他の「うんこ」の英語表現を見てみましょう。
お医者さんや病院で使う「うんこ、大便、排便」
日本語でも同じですが、大人は普段の会話で「うんこ」と言う機会ってほとんどないですよね。
あるとすれば、お医者さんや看護婦さんとの病院での会話ですが、そんな時はちょっとかたい言い方で、
stools
があります。これは「大便」という感じで、大人が使う下品ではない表現です。
- I have loose/watery stools.
便がゆるいです/下痢をしています
同じく、お医者さんで耳にしたり問診票などで使われる「うんこをする」は、
open your bowels
というのもよく耳にします。”bowels” は「腸」という意味で、”open one’s bowels” で「排便する」という意味になります。私も産後、助産師さんから、
- Have you opened your bowels today?
今日は排便しましたか?(便通がありましたか?)
と聞かれました。”open” の代わりに “move” や “empty” を使って “move/empty one’s bowels” と言っても意味は同じです。
- How often do you move your bowels?
排便はどれぐらいの頻度ですか?
また、”bowel” を使った表現は他にも、
bowel movement
もよく耳にします。これは名詞で「排便」という意味で、
- How often do you have a bowel movement?
どれぐらいの頻度で排便がありますか? - I haven’t had a bowel movement in 5 days.
5日間排便がありません(うんこが出ていません)
みたいに使いますよ。
その他の「うんこ」の英語表現
日常的にはあまり使いませんが、ニュースなどで目にする「うんこ」を表すフォーマルな英単語に、
faeces(イギリス英語)
feces(アメリカ英語)
というのもあります。これらは「糞便」といったニュアンスです。
また、とってもフォーマルな「排便する」を表す、
defecate
という動詞もありますが、日常的には使わないかなという感じです。
そして、インフォーマルな隠語的な言い方で「うんこ」を表す、
number two
という面白い表現もあります。これは特に子どもが「うんこ」という直接的な表現を口にするのを避けるために使ったりします。ちなみに “number one” は「おしっこ」のことです。
下品な言い方では “shit” もありますが、これは「クソ」というニュアンスなので使うのはおすすめしません。ただ、よく知られた表現なので知っておいてもいいかもしれませんね。
「トイレに行きたい」を英語で
大人はうんこをしたい時に、その場にいる人にわざわざ「うんこしたい」とは言わないですよね。それと同じで、英語でもトイレに行きたくなったら、”I need to poo.” などは直接的すぎるので避けられます。その代わりに、
- I need to use the bathroom/restroom.
- I need to go to the bathroom/restroom.
- I have to go to the bathroom/restroom.
などはわりとよく使われます。「トイレに行きたい」と伝える必要があるときに備えて覚えておきましょう!