ワンランク上のThank youの使い方

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英語の授業で一番最初に習うと言っても過言ではない “Thank you”。意味は言うまでもなく「ありがとう」ですね。

日本人の誰もが知っているこのフレーズですが、私がニュージーランドで生活を始めて、周りのネイティブの人が使っているのを聞いていると、ただの “Thank you” も、ちょっとしたコツでネイティブっぽくなることを発見しました。

今回はそんな “Thank you” にまつわるお話です。

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“Thank you,” に相手の名前を付けてみる

例えば、友達に何かをしてもらった時に ”Thank you” は反射的に口から出てくると思いますが、ネイティブの人たちは “Thank you, Yoko.”のように、かなりの頻度で相手の名前を最後に付けます。

日本語では「ありがとう」のひとことで済ませてしまうことが多いので、日本人には最初はちょっと慣れないかもしれませんが、ぜひ試してみてください。相手はきっと親しみを感じてくれるはずです。

余談ですが、私が初めてニュージーランドでバスに乗った時に驚いたことがありました。

それは、乗客が降りる時に “Thank you, driver!” と運転手に声をかけて降りていくことです。それもかなり多くの人がそうしていて、ちょっとしたカルチャーショックでした。

Thank You

何に “Thank you” なのか具体的に言ってみる

2つ目は、英語の授業でも習った “Thank you for 〜” です。「〜してくれてありがとう」と具体的に述べてみましょう。

例えば、何かを手伝ってもらった時に、

  • Thank you for your help.
    手伝ってくれてありがとう

と言ってみたり、友達に「コーヒー飲む?」と聞かれていらない場合にも、

  • I’m good, but thanks for asking.
    私は大丈夫。でも聞いてくれてありがとう

といったカンジです。
また、ホームパーティーでは招かれた人がホストに対して、

  • Thank you for having me.
    呼んでくれてありがとう

と言うのもよく耳にしますし、就職の面接のように、わざわざ自分のために時間を割いてもらったような時には、

  • Thank you for your time.
    お時間をいただきありがとうございます

も使われます。そして、何かをしてもらった時の軽い「ありがとね!」にも、

  • Thank you for that.

といったふうに “Thank you for 〜” はあちこちに登場します。

いつも “Thank you.” の一言だけで済ませているところを、ちょっと具体的に言ってみましょう。会話がグンといきた感じになってきますよ。

“Sorry” の代りに “Thank you” と言ってみる

日本語ではお礼の言葉として「すみません」と言うことがありますよね。でも英語では、お礼は “Thank you” です。何か相手に悪いことをした時や気の毒に思った時だけに “Sorry” を使います。

例えば、道を譲ってあげたときでも “Thank you” と言われることが圧倒的に多く、”Sorry” と言われることは滅多にありません。”Sorry” を間違えたシチュエーションで使うと、逆に “Sorry for what?” と言われることもあります。

“Sorry…” と言ってしまいそうな場面でも、相手に感謝するシチュエーションなら英語で話すときには “Thank you!” に置き換えて、どんどん使ってみましょう!

とてもよく使う “Thank you” だからこそ、今回紹介したようなちょっとしたことを意識してみるとネイティブにグンと近づきますよ。

“Thank you” にまつわるコラムはこちら

“Thank you” と言われた時に返すフレーズは、こちらで紹介しています↓

ワンパターンから脱出!感謝の気持ちを表す “Thank you” 以外の表現はこちら↓

ちょっとフォーマルな「ありがとう」には “appreciate” もよく使われます↓

イギリス英語の「ありがとう」と言えば、”Cheers”↓

「お待たせしてすみません」は英語で “Thank you”?

「ご理解とご協力のほどよろしくお願いします」も実は “thank you” で表現できてしまうんです↓

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