コロナワクチンを2回接種済みの「ワクチン接種証明書」を求められる機会が世界的に増えています。
接種証明書があれば入れる飲食店があったり、参加できる旅行パッケージがあったり、海外旅行には接種証明が必要ということも出てきています。
そんな、これからの時代に英語で言う機会がきっと増える「ワクチン接種証明書」の “vaccine passport” 以外の英語表現を紹介します!
「ワクチン接種証明書」を英語で言うと?
昨日、ニュージーランドでは「ワクチン接種証明書」を活用した新しいコロナ対応システムが政府から発表されましたが、そんな「ワクチン接種証明書」は英語で、こんなふうに言います↓
- vaccination certificate
- vaccine certificate
“vaccination” と “vaccine” どちらを使っても意味に違いはないのですが、単語自体の意味の違いは “vaccination” が「ワクチン接種、予防接種」で、”vaccine” はそのまま「ワクチン」という意味です。
日本語でも「ワクチン接種証明」と言ったり「ワクチン証明」と言うこともあるのと同じですね。スマホで見られるような「ワクチン接種証明」は、
- digital vaccination certificate
のように紙ベースの証明書と区別して言うこともあります。
発音は “vaccination” が /ˌvæk.sɪˈneɪ.ʃən/、”vaccine” は「ワクチン」ではなく /ˈvæk.siːn/ なので「ヴァクシーン」に近く、アクセントが後ろに来ることにも注意です。
また、”vaccine/vaccination” を意味する “vax” を使って、”vax certificate” と言うこともあります。
では、”certificate” っていったい何なのでしょうか?
“vaccination certificate” の “certificate” とは?
“certificate” とは「証明書」という意味で、英英辞書ではこんなふうに定義されています↓
an official document that states that the information on it is true
(Cambridge Dictionary)
この “official” というところがポイントですね。「公式な証明書」を指します。
なので、ワクチン接種証明書以外にもいろんな公式な「証明書」を表すときに使われる単語です。例えば、
- birth certificate:出生証明書
- marriage certificate:婚姻証明書
- death certificate:死亡証明書
や、外国で労働ビザなどを申請する際に “police certificate(犯罪経歴証明書)” が必要なこともあります。また、医師からの正式な診断書なんかも “medical certificate” と呼ばれますよ。
また、何かを勉強してコースを修了するともらえる「修了証書」や「免許状」なども表したり、誰かに贈る「ギフトカード、商品券」なんかも “gift certificate” と言います。
発音は「サーティフィケイト」のように「サー」と伸ばしたり「ケイト」ではなく /səˈtɪf.ɪ.kət/ なので、こちらもちょっと注意してくださいね。
その他の「ワクチン接種証明」の英語表現
“certificate” を使った表現以外にも、
- proof of vaccination
も「ワクチン接種証明」を表すときに使われる表現です。
“proof” は「証拠」という意味なので、直訳すると「ワクチン接種の証拠」ですね。厳密に言うと正式な「証明書」とは限りませんが、ワクチン接種をした証明ということです。
- You will be required to show proof of vaccination.
ワクチン接種の証明を求められます
また「接種記録」なら “vaccination record” と言われることもあったり、日本でも「ワクチンパスポート」という言葉はよく耳にすると思いますが、それは英語でもそのまま “vaccine passport” です。
今後、海外旅行ができるようになったり、逆に海外から日本に旅行客が来られるようになると「ワクチン接種証明」という英語を使う機会も増えてくると思うので、ぜひ覚えておきましょう!
■「ワクチンを打つ」は英語で何て言う?
■ワクチンを2回接種しても感染してしまう「ブレイクスルー感染」を英語で↓
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■”vax” の意味と使い方はこちら↓
■「後遺症」「倦怠感」を英語で言うと?
■新型コロナに関する英語表現はこちらにまとめています↓