“am” と “pm” がそれぞれ「午前」と「午後」を表すのはみなさんご存じですよね。
では、“am” と “pm” を正しく使えていますか?
“am” と “pm” が何の略なのかも合わせて、自信をもって使えるようになりましょう!
“am” と “pm” は何の略?
“am” と “pm” は “a.m.” や “p.m.” と書くこともありますが、何の略なのか知っている人は意外に少ないかもしれません。
これらはそれぞれ、
ante meridiem
post meridiem
を省略したものです。ラテン語で “before midday” と “after midday” を意味するそうです。「ante→before」、「post→after」なんですね。
私はここで「ほほぅ」と思いました。私のような一般人は普通に生活をしていて “ante-/post-” で始まる単語に出会うことはあまりないのですが、知っている英単語がありました。
それは、妊娠・出産の時に身に付けたボキャブラリー、“antenatal(出産前の)” と “postnatal(産後の)” です。“antenatal classes(産前学級・両親学級)” や “postnatal care(産後ケア)”、“postnatal depression(産後うつ)” のように使われます。
“ante-” はさておき、“post-” のほうは日本でも「ポスト石破」みたいに使うので馴染みがあるかもしれませんね。
■時間を表す以外の “PM” の略語はこちらで紹介しています↓
“am” と “pm”、正しい書き方は?
では次は、“am” と “pm” の正しい書き方をおさらいしてみましょう。
「午前/午後」を表す “am/pm” にはバリエーションがいくつかあるんです。
am / pm
a.m. / p.m.
AM / PM
A.M. / P.M.
ちなみに、ニュージーランドではどの書き方も目にしましたが、“am/pm” のようにピリオドのつかないシンプルな表記が一番よく使われている感じがします。
例えば「7am」「8.00am」「9.30pm」のような感じですね。時間と分の間は、イギリス英語ではピリオド「.」が、アメリカ英語ではコロン「:」がよく使われる傾向があります。
また、“am/pm” の書き方で間違えやすいのが、
× a.m / A.M
× AM 8:00 / A.M. 8:00
です。ピリオドを付けるなら、aの後ろだけでなくmの後ろにも必要です。さらに、日本では「AM8:00」のように書いてあるのも目にすると思いますが、英語で書く場合は必ず数字が先です。

「正午、昼12時、午後0時」は am?pm?
「正午(昼の12時)」は「12am」か「12pm」か、どちらが正しいと思いますか?正解は…
12pm
ですね(もちろん「12p.m.」も正解です)。他には、
noon
12 noon
midday
と表現することもありますよ。
- I’ll try to get there before noon.
昼の12時前に着くように頑張ってみるよ - The show starts at 12 noon.
その番組は昼の12時からです - I’m meeting Lisa at midday.
リサと昼12時に会うよ
のような感じですね。
「深夜0時、夜12時、午前0時」は am?pm?
そして、日付が変わる「深夜0時、午前0時、夜中の12時」は、
12am
となるのですが、これも他に、
midnight
と表現することもあります。“midnight” の意味は「深夜、真夜中(の時間帯)」と勘違いされやすいですが、正しくは「深夜0時ちょうど(0時0分)」という意味の、ピンポイントの時刻を指す単語です。
日本語では「0時」という表現はわりと一般的だと思うのですが、英語(少なくともニュージーランド)では「0時」という表現は一般的ではありません。
つまり「午前0時」は “12am(もしくは midnight)”、「午後0時」が “12pm” なので、時刻の流れとしては「12am→1am→2am(略)11am→12pm→1pm(略)11pm →12am」になるんですね。

「20時」って英語でなんて言う?
日本では、午前と午後の混乱を避けるために、例えば「夜8時」のことを「20時」と表現することはわりとよくあると思います。
ただ、私が住んでいたニュージーランドでは日常生活では24時制(24-hour clock)ではなく12時間制で表すことがほとんどでした。アメリカやカナダでも同じようです。
なので「20時」は「8pm」となります。
- Can you pick me up at 8pm?
20時(夜8時)に迎えに来てくれる?
のような感じです(※これに関しては次の章もご覧ください)。
特に口語では12時間制しか使いませんが、ニュージーランドではショップの営業時間の表記も、
- 8am−5pm
- 10.00am−6.00pm
- 12pm/noon−8.30pm
のように書かれていることが多く、“am/pm” を省略した「8-5」や「12-8」などもありますが、「10.00−18.00」のような書き方はほとんど見かけませんでした。

例外的に、業種によっては24時制(military timeと言います)も使われていて、例えば飛行機の時刻を表すときは24時制で、電車やバスの時刻表にもよく使われています。
この際に注意するポイントとしては、24時制を使って13時以降を表す場合には “pm” はつけないことです。つまり「15.00pm」や「21pm」にはならないので気をつけてくださいね(1500 hours のように書くことはあっても、口語では使いません)。
また、“15 o’clock” のように13時以降の時刻に “o’clock” を付けて言うこともありません。
“a.m.” と “p.m.” を使わないこともよくある
今回は “am” と “pm” の使い方をおさらいしましたが、実は “am” も “pm” も使わないことって結構よくあるんです。
私がニュージーランドで感じたことは、特に口語では “8am” や “3pm” のように “am/pm” と言うことがとても少ないということです。
では「朝8時に」や「午後6時に」は何と言うのかというと、
at eight
at eight in the morning
at six
at six in the evening
のように言います。会話の中で分かりきっている場合には、わざわざ “am/pm” は言わず、数字だけで済ませるのが普通です。日本語でもそうですよね。例えば、
- I’ll come at eight in the morning.
朝8時に行くね - The shop closes at ten.
その店は10時に閉まる
のような感じです。
時間の表し方は日常会話・日常生活で必ず使うので、ぜひ参考にしてみてください!















