カタカナでいかにも英語っぽい見た目なのに、実は英語ではない言葉たちを紹介するこのシリーズ。第3回目の今回は食べ物をいくつか紹介します。
海外旅行でちょっと役に立つかもしれません!
定番中の定番「フライドポテト」を英語で
「フライドポテト」がカタカナ英語なのはわりと知られたところですよね。
海外旅行中にフライドポテトを食べたいなーと思って、ファストフード店に行って「フライドポテト下さい」と言っても通じません。
ニュージーランドで「フライドポテト」は、
- chips
- hot chips
- fries
と呼ばれます。フィッシュアンドチップス(fish&chips)の “chips” ですね。これはイギリス英語なので、アメリカ英語圏では、
french fries
と呼ぶのが定番のようです。
ちなみに「ポテトチップス」はニュージーランドでは “crisps” と呼ばれます。”crisp” は形容詞で「パリパリした」とか「カリカリした」という意味があるので、そこから来ているようです。
「ソフトクリーム」って英語で何て言う?
“soft cream” っていかにも英語っぽいですよね。soft=やわらかい、cream=クリーム、でニュアンスは伝わりそうな気がしますが、実はこれもカタカナ英語です。
英語で “soft cream” と言うと「柔らかいクリーム???」と意味不明になってしまうので注意が必要です。
では、ソフトクリームは英語で何と呼ぶのが正しいのでしょうか?ニュージーランドでは、
- soft serve
- soft serve cone
と書いてあることが多いです。ニュージーランドでソフトクリームを売っている店は意外と少ないのですが、ハンバーガーショップで激安で買えるので、食後のデザートでちょっとだけ甘いものが食べたいなんていう時におすすめです。
アイスクリームは英語なのでそのまま “ice cream” で通じますが、省略して「アイス」と言うと「氷」という意味になってしまうので、要注意ですよ。
「アイスキャンディー」は英語で?
アイスクリームの話が出たので、ちょっと脱線しますが「アイスキャンディー(アイスキャンデー?)」の英語も紹介しておきましょう。
アイスキャンディーは英語で、
- ice block ニュージーランド英語
- ice lolly イギリス英語
- popsicle アメリカ英語
といういろんな呼び名があって、アイスクリームとは区別されます。ややこしいですね。
「シュークリーム」って英語で何て言う?
これは言わずと知れたフランス語(chou a la creme)から来た言葉ですね。
海外のケーキ屋さんやパン屋さんで「シュークリーム下さい」というと、きっと驚かれます。それは…「シュークリーム=shoe cream=靴クリーム」になってしまうからなんです。
シュークリームが食べたいのに、靴クリームを買わされないように、ぜひ英語で覚えましょう。英語では、
- cream puff
- profiterole
です。ちなみにエクレアは英語でも “eclair” です。見た感じシュークリームと似ているのに puff はどこへ行ったんでしょうか…。
「英語っぽいのに通じない単語」シリーズ
こんな感じで、英語っぽいのに通じない単語たちを少しずつ紹介しているこのシリーズ。
次の「通じない単語たちシリーズ4」は、「パーカー」「ワンピース」の英語表現、サイズの表し方などの「ファッション編」です↓
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食べ物にまつわる英語コラムはこちら
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■「たらこ」や「いくら」は “egg” ではない単語で表すことが多いんです↓
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