これまでに、シリーズ第1回・第2回(家のなか編)・、第3回 (食べ物編) とお届けしてきましたが、第4回はファッション編です。
第1回で「トレーナー」は和製英語だとお話ししましたが、今回はファッション関連の数ある通じない言葉たちの中から3つ、
- パーカー
- ワンピース
- フリーサイズ
の英語を紹介します!
「パーカー」を英語で言うと?
トレーナー(英語では “sweatshirt”)にフードが付いた、日本では「パーカー」と呼ばれる上着。
実は、これも和製英語だったんです。
“parka” という英単語が実際に辞書に載っているのですが、これは分厚いウィンドブレーカーなどの防寒具やイヌイットが着るフード付きの毛皮ジャケットを意味します。
では、普段おしゃれで着る「パーカー」は英語では何て言うのでしょうか?
“sweatshirt” にフード(hood)が付いているだけなので “hooded sweatshirt” でも通じるのですが、ネイティブは違う単語で言うことが多いでしょう。それは、
hoodie
です。洋服のお店で見かけるPOPにも、”hoodies” と書いてあるのをよく見ます。その他にも “hooded sweat” や “hooded top” なんかも使われていますが、”hoodie” が一番メジャーです。
日本語でも「フーディー」と言うことがあるようですが、英語の発音は /ˈhʊdi/ なので「フーディー」のように伸ばさずに「フディー」が近いです。
ジッパーで前が開くようになっているものは “zip hoodie” や “zip through hoodie” のように言いますよ。
女性は覚えておきたい「ワンピース」は英語で?
「ワンピース」が英語じゃないなんて、詐欺じゃないですか?って言いたくなるぐらい、英語っぽい響きですよね。「ワンピース=one piece」で意味も何となく分かりそうな気がします。
それもそのはず、”one-piece” も辞書に載っている立派な英単語なんです。でも、日本人が通常「ワンピース」と呼んでいる女性の洋服は英語では、
dress
と呼ばれます。ディズニーの映画に出てくるお姫様が着ているのも “dress” ですが、普通の「ワンピース」も “dress” なんです。
↑ これは英語では “dress” です。
では、”one piece” という英単語はどういう意味で使われるのでしょうか?
これは女性用水着によく使われて、ビキニのように上下が分かれていないスクール水着のような形の水着を “one piece swimsuits” や “one piece bathing suits” と呼んだりしますよ。
洋服の「フリーサイズ」は英語で?
最後は、ファッションのアイテムではないですが、サイズのお話です。
「もうちょっと小さいサイズないですか?」「こちら、フリーサイズとなっていますので…」と、洋服屋さんでこんな経験ないですか?
洋服に限らず、帽子や靴下などもサイズが一つだけしかないものを日本では「フリーサイズ」と呼びますよね。自由なサイズという意味で使われ始めたのかもしれませんが、これは海外では通じません!
では「フリーサイズ」に代わる英単語を覚えましょう。
one-size-fits-all
です。直訳すると、一つのサイズが全ての人に合うという意味になるのですが、知らないとなかなか想像して浮かんでくる単語ではないので、意味を理解した上で覚えておくといいですね。
■”one-size-fits-most” や “One Size” もよく使われる表現です↓
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「英語っぽいのに通じない単語」シリーズ
こんな感じで、英語っぽいのに通じない単語たちを少しずつ紹介しているこのシリーズ。
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