「鼻」を英語で言うと?と聞かれたら、多くの人が思い浮かべる単語は “nose” だと思います。
では「ゾウの鼻」「豚の鼻」って英語で言えますか?
もちろん “nose” でも通じると思いますが、一般的には別の単語で表すんです。合わせて「鼻の穴」を表す英単語も紹介します!
動物の「鼻」の英語表現は意外と奥が深い
ニュージーランドで子育てしていて気付いたことがあります。それが「(動物の)鼻」の英語って意外と奥が深いということです。
子どもに絵本を読んだり、動物園に行ったり、動物と触れ合ったりしていると、ネイティブなら小さな子供でも知っている「鼻」を表す単語を私は知らないことに気が付きました。
「鼻=nose」で表す動物もたくさんいますが、ゾウや豚は “nose” ではなく別の単語で表します。そして犬や馬は “nose” も使いますが、ちょっと違う単語を使うこともあるんです。
では、一つずつ見てみましょう。
ゾウの「鼻」は “trunk”
ゾウと言えば、長〜い「鼻」が特徴的な動物ですよね。
ゾウの長い鼻は “long nose” でも伝わらなくはないですが、
trunk
と呼ぶのが一般的です。「(木の)幹」や「(車の)トランク」を表す “trunk” と同じ単語です。
- Elephants have long trunks.
ゾウは長い鼻を持っている - There are no bones in an elephant’s trunk.
ゾウの鼻には骨がない
豚の「鼻」は “snout”
次は豚です。豚の「鼻」も特別な呼び方があるんです。それは、
snout
で、読み方は /snaʊt/ です。豚に限らず、顔から突き出た動物の「鼻」や「鼻と口」の部分を “snout” と呼びますが、”snout” と言えば「豚の鼻」が一番有名です。
他には、アリクイの顔の先端の細長い部分やワニの顔の先の長い部分も “snout” と呼びますよ。
“muzzle” は犬や馬の「鼻と口の先」の部分
犬や馬などの「鼻から口先の部分、鼻づら」も特別な呼び方で呼ばれます。それは、
muzzle
で、読み方は /ˈmʌzəl/ です。鼻だけ、口だけを指して言うなら “nose”、”mouth” なのですが、犬や馬はこの「鼻と口の先」の部分を指す場合に “muzzle” という表現がよく使われます。
そして、”muzzle” には他にも「口輪」という意味もあります。下の写真のように、大型犬や凶暴な種類の犬が「口輪」を付けているのを見かけたことはありませんか?こんなのが “(dog) muzzle” です↓
「鼻の穴」って英語で何て言う?
最後は「鼻の穴」です。これ、英語で言えますか?
「鼻の穴」は直訳で “nose holes” でも通じます!でも、ちゃんとした「鼻の穴」という意味の単語もあるので、この機会に覚えてしまいましょう。「鼻の穴」は、
nostrils
と言います。動物だけでなく、人間の「鼻の穴」も “nostrils” です。普通は2つあるので複数形で使いますが、片方だけを指すならもちろん単数で “nostril” ですよ。
動物にまつわる英語表現
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