「○○先生」英語での正しい呼び方とは?

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私がニュージーランドに来てから初めて知った、日本との違いはものすごくたくさんあります。

その中でも新鮮だったのが「先生の呼び方」です。

日本では学校の先生を呼ぶときには「先生!」と言ったり、話の中で「○○先生がそう言ってたよ」のように「先生」という言葉を使うのが普通ですよね。

では、英語でもそのまま “teacher” と言うかというと、実はそうではないんです。

この記事の目次

「先生」の英語での呼び方

学校で「先生」を呼ぶときには、”Teacher!” とは言いません。

日本語では「先生」は敬称として使われますが、英語の “teacher” は職業を表すだけなので、”Teacher!” とは言わないんですね。

では、先生のことをどう呼ぶかというと、先生の「ラストネーム(名字)」に敬称をつけて呼ぶのが一般的です。

Mr+ラストネーム(男性の先生)
Mrs/Miss/Ms+ラストネーム(女性の先生)

具体的に例を挙げてみると、例えばラストネームが「スミス」という名前の先生がいたとすると、

  • Mr Smith
  • Mrs/Miss/Ms Smith

となります。※アメリカ英語では Mr./Mrs./Ms. のようにピリオドが付きます

また、呼びかけではなく「スミス先生がそう言ったよ」と言うような場合にも “Mr Smith said so.” のように「敬称+ラストネーム」が基本なので、”Teacher Smith” や “Smith teacher” とは言いません。

school

幼稚園や語学学校、大学の先生は英語でなんて呼ぶ?

だいたい小学校から高校までは先生を「Mr/Mrs/Miss/Ms+ラストネーム」で呼びます。

娘の幼稚園では先生を「ファーストネーム」で呼んでいましたが、園によっては「敬称+ファーストネーム」のところもあるようです。例えば、

  • Emma
  • Tom
  • Miss Emma
  • Mr Tom

といった感じです。敬称は普通はラストネームにつけるものですが、この場合は例外のようです。

大人が通う語学学校では、先生を敬称なしの「ファーストネーム」で呼ぶことが多いと思います。私が通っていた学校では、”Good morning, Martin” みたいにファーストネームで呼んでいました。

また、大学の先生(教授)は、”Dr” や “Professor” にラストネームをつけるのが一般的とされています。

ただ、これらは学校の方針や先生によって違うこともあるので、最初に確認することが大切だと思います。

先生をどう呼べばいいか迷ったら

海外の語学学校に限らず、日本の英会話のレッスンでも先生をどう呼べばいいか悩むことがあると思います。そんな場合には、

  • What should I call you?
  • What would you like me to call you?

で「なんと呼べばいいですか?」と聞くことができます。

でも、先生がどんなふうに自己紹介してくるかで判断することもできるんです。レッスンでは最初に必ず自己紹介をする機会があると思うので、先生がどんなふうに名乗るかを注意深く聞いてみてください。

  • I’m John.

のようにファーストネームで自己紹介をされた場合は、”Hello John. Nice to meet you.” のように呼んで構わないと思います。ただ、あまり多くないと思いますが、

  • I’m John Baker.

のようにフルネームで先生が名乗った場合は、ちょっとカタい感じがしますが、”Nice to meet you, Mr Baker.” と呼ぶのが失礼にならずにいいかなと思います。

Business people shaking hands in agreement

「ファーストネームで呼ぶ」にもルールがある

「欧米ではファーストネームで呼び合う」というルールはよく知られていると思いますが、これはすべての場面に当てはまるわけではありません。

相手がファーストネームのみで名乗ってこない限り、初対面でファーストネームで呼ぶのは慎重になった方がいいと思います。

相手が “I’m John Baker.” のようにフルネームで名乗った場合は、軽々しく “Hi John” と返すのは失礼になることがあります。

“Please call me John.” と言われたら、そのあとは “John” と呼んでOKです。逆にしつこく “Mr 〜” で呼び続けると、相手に距離感を感じさせてしまうかもしれません。

とは言っても、普段のカジュアルな場面では相手がファーストネームだけで名乗ってくることがほとんどだと思うので、そんなに神経質になることはないと思います。

そして、これは逆のことも言えます。

日本人はフルネームで自己紹介するのに慣れているので、ついつい “I’m Hanako Yoshida” と言ってしまいがちですが、気軽に “Hanako” と呼んでもらいたい場合には、

  • I’m Hanako.
  • I’m Hanako Yoshida. Please call me Hanako.

と言えばいいですね。

学校での「○○先生」の呼び方

ちょっと話が逸れましたね。

今は私の時とは違って小学校から英語の授業があるので、先生の呼び方ももしかしたら昔とは変わっているかもしれませんが、私が中学生の時はALT(Assistant Language Teacher)をファーストネームで呼んでいました。

でも、先生を「敬称+ラストネーム」で呼ぶことを英語の授業で子どもたちに教えるのも、教育として意味があるのではないかと個人的には思います。
他の先生は「田中先生」「松本先生」なのにALTは「ジョン先生」と呼ぶのは、よく考えると不思議ですよね。

大人の英会話学校の先生の呼び方は、これが正解というものはないので、相手がどう名乗るかに注意しながら、相手が呼んでほしいように呼ぶといいと思います。

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