「痛い」って英語で言えますか?

「痛い」と英語で言いたい時、どんな単語を思い浮かべますか?

「痛み」を表す名詞 “pain” や、具体的に “headache(頭痛)” や “toothache(歯痛)” のような「◯◯痛」という名詞を思い浮かべる方もいるかもしれません。

今回は、そんな名詞を使った表現だけでなく「〜が痛む」という動詞を使った表現や、形容詞で表す「痛い」も紹介したいと思います。

「痛い」は、動詞や形容詞を使って表すことも実はとても多いんです。

目次

名詞の -ache、pain で表す「痛い」「〜痛」

冒頭でも少し触れたように「頭が痛い=頭痛」や「お腹が痛い=腹痛」などは “-ache” で表せますよね。例えば、

  • I have a stomachache:お腹(胃)が痛い
  • I have a headache:頭が痛い
  • I have a toothache:歯が痛い
  • I have a backache:背中(腰)が痛い
  • I have an earache:耳が痛い

ただ、“-ache” は全ての痛みに使えるわけではなく、上のような限定的な表現にしか使いません。

他には “pain” を使って、

  • I felt a sharp pain in my chest.
    胸に鋭い痛みを感じた

のように言うこともできます。
では、“pain” と “ache” の違いって何なのでしょうか?英英辞書によると、

【pain】a feeling of physical suffering caused by injury or illness
【ache】a continuous pain that is unpleasant but not very strong

Cambridge Dictionary

“pain” は怪我や病気による身体的な苦痛を表して、“ache” はそれほど強くない持続する痛みを表すようですね。

ただ、“headache” の時に飲む薬は “painkiller(鎮痛剤・痛み止め)” です。“achekiller” というのは聞いたことがありません…。

動詞の hurt、ache で表す「痛い」

私がニュージーランドで生活するようになって気付いたこと。それは「痛い」は動詞を使って表現することがとても多い、ということです。

ダントツで一番よく耳にする動詞が、

hurt

です。これは「(体の部分が)痛む」という意味なので、

  • My leg hurts.
    (片)脚が痛い
  • My back hurts.
    背中(腰)が痛い

のように「痛い部分」が主語になります。それに対して、“I hurt my leg.” と言うと「私は脚を痛めた」という意味になりますし、“Are you hurt?” は「ケガしてない?」というニュアンスになります。

“hurt” は上の例文のように、どこが痛いかも言えますし、ただ単に、

  • It really hurts.
    ものすごく痛いです

のようにも使える便利な単語です。
他にも、病院でお医者さんによく聞かれる表現も “hurt” を使ったものが多く、

  • Where does it hurt?
    どこが痛いですか?
  • Does it hurt much?
    すごく痛いですか?

などと言われることが多いように思います。

また、さきほど出てきた名詞の “ache” は動詞としても使うことができるんです。

これは「持続する、そんなに強くない痛み」に使って、“hurt” と同じく「痛い部分」を主語にして使うことが多いです。

  • My feet are aching.
    足が痛いです
  • I’m aching all over.
    体じゅうが痛い

といった感じです。

形容詞の painful、sore で表す「痛い」

「痛い」を表すのに、形容詞を使うこともあります。その一つが、

painful

です。例えば、友達が転んで膝を擦りむいてしまったとします。その傷口を見てあなたは、

  • It looks painful.
    痛そうだね

というふうに言えますし、それに対して友達は、

  • It’s very painful.
    とっても痛いよ

と返すかもしれません。その他にも、

sore

という形容詞を使って「痛い」を表すことも多いです。

“sore” は運動で筋肉を使いすぎた「痛い」や、炎症で赤くなっている「痛い」、打撲した時の青あざが「痛い」などに使われます。血が流れる「痛い」ではないイメージですね。

例えば、“sore” を使う定番と言えば、

  • I have a sore throat.
    喉が痛い

です。他には「筋肉痛」と言いたい時にも、

  • My legs are sore.
    足が痛いです
  • I’ve got sore legs from yesterday’s run.
    昨日走ったので足が筋肉痛です
  • I’m so sore all over.
    筋肉痛で体じゅうがすごく痛い

のような表現をよく耳にします。

ただ、筋肉痛や炎症以外でも、飛行機に乗って耳が痛くなった時に “I’ve got sore ears.” や “I have sore ears.” のように言うこともあるので、“sore” はなかなか幅広く使える単語です。

「痛い!」「痛っ!」は英語で何て言う?

ケガをした時に反射的に言う「痛い!」「痛っ!」は、皆さんご存じの通り、

Ouch!

です。例えば、きょうだい喧嘩で兄が弟を叩いた時に、弟は “Ouch!” と言いますが、その後にお母さんに「痛いよー」と言う時には “It hurts.” などと言います。

“Ouch” は、その瞬間の反射的な「痛っ!」と言う場面でしか使えません。

「痛い」の表現は色々ありますが、場面や痛みの種類によって使う表現が変わったりするので、まずは自分で使ってみて、実際の使い方に慣れるのが大切だと思います。

オススメとしては、動詞の “hurt” と形容詞の “sore” が使いやすく、実際にとてもよく使われるので、ぜひ覚えて使ってみてください!

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