“ditto” って何?知っておきたいラテン語由来の単語たち

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ラテン語由来の英単語って、どんなものを思い浮かべますか?

ラテン語はヨーロッパの言語をはじめ、英語にも大きく影響を与えている言語なのですが、日本人にはあまり馴染みのないものかもしれません。

でも実は、私たちの普段の生活の中にもラテン語由来の言葉がたくさん入り込んでいるんです。

知らないうちにあなたも使っているものや、あまり知られていないけどぜひ知っておきたいラテン語由来の英語表現、さらにちょっとした豆知識などもお届けします!

あれもこれも、ラテン語由来

まずは、よく目にするこんな単語・フレーズ。これ全部、ラテン語由来だったんです。

  • a.m. / p.m.「午前/午後」 ante meridiem / post meridiem
  • AD「西暦」 Anno Domini (⇔BC「紀元前」Before Christ)
  • per cent「パーセント」 per centum
  • vs「…対…」 versus
  • etc.「エトセトラ」 et cetera
  • cf.「比較せよ」 confer
  • e.g.「例えば」 exempli gratia

ラテン語の部分は知らなくても、英語としてどれも一度は目にしたり耳にしたことがあるものばかりですよね。

では、次はクイズ形式でいってみたいと思います。

“lb”、”i.e.” に “NB”。どんな意味?

次に紹介する5つの単語・フレーズもラテン語由来のものなのですが、これらはどんな意味だと思いますか?

上に出てきたものほど日本では頻繁に目にしないかもしれませんが、これらも全てよく使われるものばかりです。

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  • lb
  • i.e.
  • NB
  • sic
  • CV

正解は写真の下に書いてあるので、ちょっと考えてみてくださいね。

Resume - Glasses

では、正解です。

  • lb=libra pound
    “lb” は「ポンド(英語の発音はパウンド)」という重量の単位をあらわします。日本ではあまりなじみのない単位「ポンド」ですが、1lb(1ポンド)は約454gに相当します。”libra” とはラテン語で「てんびん、はかり」を意味します。
  • i.e.=id est
    ラテン語の “id est” は英語の “that is (to say)” という意味で「すなわち」をあらわします。一度述べたことを言い換える場合に使われる、とてもよく目にする略語です。
  • NB=nota bene
    これも文章で目にすることが多い略語です。英語にすると “note well” で「よく注意せよ」といった感じの意味になり、特に注意を促したい記述の前に使われます。
  • sic=sic erat scriptum
    日本語でいう「原文ママ」のことです。表記が間違ったものをそのまま引用する場合に「原文のまま引用」という意味で、間違い箇所の直後に[sic]と書かれます。
  • CV=curriculum vitae
    これも略語ですが、口語では略して言うことの方が圧倒的に多いと思います。学歴・職歴・資格などを書いた「履歴書」のことを指します。

口語でよく使われるラテン語由来の表現

ラテン語由来の表現は目にするだけではなく、会話のなかに登場することもあるんです。例えば次に紹介する2つは、ぜひ覚えておくといいかもしれません。

  • vice versa
    「逆もまた同様に」という意味のフレーズです。まず何かを述べてから、その後に「逆も同じことが言えます」と言いたい場合に使われます。
    Cambridge Dictionaries Onlineにはこんな分かりやすい説明が書かれています。

used to say that what you have just said is also true in the opposite order
・He doesn’t trust her, and vice versa (= she also doesn’t trust him).

  • ditto
    ラテン語の “dictum” に由来する表現で、”the same” を意味します。
    これもCambridge Dictionaries Onlineに、わかりやすい例文がありました。

“I hate reality TV shows.”  “Ditto.”

こんな感じで、誰かが言ったことに対して「同じく」と言う場合に使われることがあります。また、日本語でもよく使う「同上」をあらわす記号「″」は英語では “ditto mark” と呼ばれます。

Ditto

おまけ:&(アンパサンド)の秘密

今回はちょっと長くなってしまいましたが、最後に一つ豆知識を。

“&” という記号。ampersand(アンパサンド)という名前なのですが、意味はよく知られているとおり “and” です。そして、この記号の成り立ちにもラテン語が深く関わっているんです。

こんな “&” を目にしたことがありませんか?

Trebuchet MS ampersand.svg

これはTrebuchet MSというフォントの “&” なのですが、”and” はラテン語で “et”。そのeの大文字と小文字のtを横につなげて “&” が出来あがっているんです。
なので、下の写真のような “&” を見かけることもあると思いますが、成り立ちが分かれば納得ですよね。

Typography

そして、”et” と言えば “et cetera、etc.(エトセトラ)” を思い浮かべた方もいるはず。
ちょっとフランス語っぽい感じもしますが、実はこれもラテン語から来ていて “et” は “and” を、”cetera” は “the rest” を意味するそうです。

今回は、普段ほとんど意識しないラテン語にまつわる表現をいろいろ紹介しましたが、実は意外と身近なところに溢れているんですね。

英語でもよく出てくる表現ばかりを取り上げたので、何かの参考にしてもらえると嬉しいです。

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