これまではそれほど目にする機会もなかった「防護服」。
新型コロナウイルスの感染が広がるにつれて、ニュースで目にしたり「防護服」という言葉を耳にする機会も増えましたよね。
今回は、そんな「防護服」を英語ではどう言うのかを紹介したいと思います。
合わせて、カタカナ読みでは通じにくい「ゴーグル」の英語表現も紹介します。
「防護服」を英語で言うと?
「防護服」を表すときに一般的によく使われるのが、
- protective suit(s)
- protective gown(s)
だと思います。”protective” は、動詞 “protect(保護する、守る)” の形容詞で「保護する(ための)」という意味になります。なので、”protective suit” は「保護スーツ」、”protective gown” は「保護ガウン」ということですね。
他には「つなぎ(の服)」を表す “overalls” を使って、
- protective overalls
- disposable overalls
- white overalls
みたいにも言えます。「使い捨てのつなぎ」「白のつなぎ」という感じですね。もちろん、色次第では “blue overalls” になります。
そして、もう一つ「防護服」を表すときによく使われる単語があります。それは、
- hazmat suit(s)
です。
“hazmat suit” ってどんな意味?
“hazmat” ってどんな意味かちょっと分かりにくいですよね。”hazmat” とは、
abbreviation for hazardous material: a dangerous substance
(Cambridge Dictionary)
つまり「危険物」を表す略語なんですね。なので、”hazmat suit” は危険物を取り扱うときなどに着用する防護服のことを指します。
私の勝手なイメージでは “hazmat suit” はこんな感じでした↓
今回の新型コロナウイルスの報道で見かける防護服とは少し違いますが、今現在日本や中国で使われているような防護服も “hazmat suit” と表現している報道をよく見かけます。
※追記:当初の報道では “hazmat suits” という表現がよく使われていましたが、その後は “protective suits/gowns” の方がよく使われています。
「ゴーグル」は英語で?発音は?
「防護服」は「手袋」や「ゴーグル」と一緒に使われることも多いですよね。手袋は “gloves” ですが「ゴーグル」は英語は何と言うと思いますか?
正解は “goggles” です。「ゴーグル」を英語っぽく言ったら通じそうですよね。でも、たいてい通じません…。
「ゴーグル」が通じない理由は2つあって、1つ目は発音です。正しくは /ˈɡɒɡ.əlz/ なので「ゴー」を伸ばしすぎたり「グル」と発音してしまうと通じにくくなります。
そして「ゴーグル」が通じない理由の2つ目は、英語では “goggles” と常に複数形になるからです。メガネ(glasses)と同じように常に複数形になることに注意してくださいね。
“PPE” も覚えておこう
ゴーグルやマスク、手袋・防護服、フェイスシールドなどはまとめて “PPE(=Personal Protective Equipment)” と呼ぶことも多いですよ。読み方はそのまま「ピーピーイー」です。
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