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先日、ニュージーランド首相のJacinda Ardernさんが産休から復帰したというニュースにまつわるコラムをお届けしました。
首相の職務に戻るということは、誰かが赤ちゃんの面倒を見ているということですよね。
その誰かとは、彼女のパートナーであるClarke Gayfordさん。つまり、パートナーが「専業主夫」になって赤ちゃんのお世話をしています。
そこで今回は「専業主婦」や「専業主夫」の英語表現をいくつか紹介したいと思います!
“housewife/house husband” で表す「専業主婦/主夫」
「専業主婦」と言えば、
housewife
はわりとよく知られている英単語かもしれません。そして「専業主夫」を表す、
house husband(househusband)
という単語もありますが、私の友人の専業主夫をしている男性は、”house husband” は「old-fashined」な表現だと言っていました。
そのせいかどうかは分かりませんが、私自身 “housewife” や “house husband” はほとんど耳にしないなぁという印象です。
“stay-at-home mum/dad” で表す「専業主婦/主夫」
では、実際にはどんな表現がよく使われているのかというと、私が一番よく耳にするのは、
stay-at-home mum/mom
stay-at-home dad
です。「家にいる母親/父親」という意味ですね。
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なので、これらは子どもがいる場合にしか使えない表現ですが、子どもがいる場合にはこれ以外は耳にしないというほど、とてもよく使われています。
“housewife/house husband” と違って、結婚していてもしていなくても使える表現、という理由もあるかもしれませんね。
今回のニュージーランド首相の出産報道でも、私が見た限りでは”stay-at-home dad” という表現ばかりでした(首相とパートナーは結婚していません)。
“homemaker” で表す「専業主婦/主夫」
その他にも、特にアメリカ英語で使われる単語に、
homemaker
というものがあります。直訳すると「家庭を作る人」ですが、家事をしたり家族の面倒を見たりする人という意味で使われる単語です。
この “homemaker” は女性・男性どちらにも使える単語で、もちろん子どもがいてもいなくても使えます。
いろんな単語が男女の差別なく使える単語に置き換えられてきている世の中の流れで(”policeman→police officer” など)、男女を問わないこの “homemaker” も好んで使われる傾向があるようです。
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“full-time mum/mom/dad” と言う人も
「専業主婦/主夫」の人の中には、自分のことを、
- I’m a full-time mum/mom
- I’m a full-time dad.
と表現する人もいます。
ただ、これは「フルタイムの母親/父親」という意味なので、ちょっと議論のある表現です。
外で働いていても、あるいは働いていなくても、常に「フルタイムの母親/父親」であることには変わりないですよね。オフィスで仕事をしている間は母親/父親ではない、なんてことはありません。
なので「専業主婦/主夫」をこう呼ぶのはおかしいという主張です。
ただ、実際に使う人がいるのは確かなので、頭の片隅に置いておいてもいいかもしれません。
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