「はしか(麻疹)」は英語で何て言う?

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このところ、ちょくちょく「はしか」のニュースが取り上げられていますね。

コロナが流行りだしてからは、はしかの感染者数はグッと抑えられていたようですが、最近になって国内ではしかの感染者が相次いで見つかり、少し前には4年ぶりに流行の恐れもあるという記事を目にしました。

そこで今回は「はしか」や感染症・予防接種にまつわる英語表現をお届けしたいと思います。

この記事の目次

「はしか」は英語で “Measles”

「はしか」は麻疹(ましん)ウィルスによって引き起こされる感染症で、医学的には「麻疹(麻しん)」と呼ばれます。英語で言うと、

measles
(もしくは “the measles”)

で、発音は /ˈmiːzəlz/ です。常に最後に “-s” がついてくるので複数形に見えますが、数えられない名詞なので、後ろに来る動詞に注意してくださいね。

  • Measles is a highly contagious disease.(× Measles are 〜)
    はしかは感染力がとても強い病気です

「はしかにかかる、感染する」を英語で言うと?

「はしか」の感染力はインフルエンザの10倍とも言われています。免疫がない人が感染すると、ほぼ100%発症するそうです。恐ろしいですね…。

そんな「はしか」について英語で話すときに役立ちそうな例文をいくつか挙げてみましょう。

  • I had/caught/got measles when I was a child.
    子どもの時にはしかにかかりました(はしかになりました)
  • Two more people have been diagnosed with measles.
    新たに2人がはしかと診断された
  • Measles spreads through the air when an infected person coughs or sneezes.
    はしかは感染者の咳やくしゃみで空気感染する
  • Measles is easily passed from one person to another.
    はしかは人から人に簡単にうつる
  • The early symptoms of measles are fever, runny nose, sore red eyes and cough.
    はしかの初期症状は発熱・鼻水・結膜炎症状・咳です
  • Measles causes a red blotchy rash.
    はしかは赤い発疹を引き起こす
  • Anyone with measles needs to be isolated.
    はしかにかかっている人は隔離されないといけません

麻疹の「予防接種」を英語で言うと?

はしかは予防接種を2回受けると免疫獲得率は99%とも言われていて、かなりの高確率で感染を防ぐことができるそうです。

そんな「はしかの予防接種」を含めた「予防接種・ワクチン」の英語表現も少し見ておきましょう。

  • Make sure you have been immunised against measles.
    はしかの予防接種をして免疫を獲得していることを確認してください
  • I’ve had two doses of the measles vaccine.
    はしかワクチンの予防接種を2回受けています(ワクチンを2回接種済みです)
  • I‘ve been vaccinated against measles.
    はしかの予防接種を(すでに)受けています
  • Vaccination is the best way to protect yourself from measles.
    予防接種は、はしかから身を守るベストな方法だ

「予防接種」は “vaccination” でも “immunisation” でも表すことができます。

厳密に言うと、”vaccination” は動詞の “vaccinate(〜に予防接種をする)” から来ていて、”immunisation” は “immunise(〜にワクチンを注射して免疫をつける)” という動詞から来ているという違いがありますが、同じように使われることも多いです。

ちなみに、アメリカ英語では “immunize / immunization” というスペリングになります。

UNICEF

©︎UN Ukraine

はしかの「MRワクチン」の「MR」の意味

はしかの感染予防に効果的と言われているのが「MRワクチン」の接種です。この「MR」の意味をご存じですか?

「MRワクチン」の「M」が “measles” なのは想像できると思います。では「R」は一体何なのでしょうか?

「R」は “rubella(風しん)” を表しています。つまり「MRワクチン」は「麻しん風しん混合ワクチン」ということですね。

  • I got the MR vaccine last week.
    先週、麻しん風しん混合ワクチンを打ちました

「風しん」は別名、”German measles” とも言いますよ。

ちなみに、ニュージーランドでは「MMRワクチン」という、もう一つ「M」が入った3種混合ワクチンが15ヶ月と4歳の定期接種スケジュールに組み込まれています。

このもう一つの「M」は “mumps(おたふくかぜ)” です。日本はおたふくかぜのワクチンは任意なので別になっていますよね。なので日本では「MMR」ではなく「MRワクチン」なんですね。

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