今回は、教科書には載っていないけどニュージーランドでとてもよく使われているフレーズを紹介します。
お隣の国、オーストラリアで使われる表現とかぶることが多々ありますが、やはり学校で習ってきたアメリカ英語とはひと味もふた味も違いますよ。
やっぱり定番 “Sweet as” の意味は?
ニュージーランド英語といえば、必ず出てくるのがコレ↓
Sweet as
“Sweet As” と書かれたTシャツを着ている人がいたり、テレビのコマーシャルでも耳にしたり、もちろん会話の中にも頻繁に登場するこの “Sweet as”。
「いいね!」という意味で、”good”、”ok”、”excellent”、”cool” といったニュアンスで使われることが多いのですが、これが口グセのようになっている人もいたりして、カジュアルな会話にはしょっちゅう登場します。
文法的にはかなり変なこのフレーズ。”sweet as ○○” というふうに後ろに単語がないと、英語ネイティブには気持ちワルいようで、アメリカ人は “Sweet as what?!」とツッコミたくなるそうです。
いろんな場面で使える “No worries” とは?
そして、こちらも定番の、
No worries
辞書によっては「心配無用」や「オーケー、承知した」という意味が載っていたりしますが、何かを頼んだ時の返事として使われます。
また、こちらが何かしてしまって “Sorry” と言った時に “No worries!”「全然問題ないよ!」と言われることもありますし、それ以外にも “Thank you” に対する返事としてよく使われます。
“You are welcome.” よりも、もっと親しみを込めてカジュアルに、
- No worries!
- No worries, mate!
とフレンドリーに返してくれるのがニュージーランド流。”You’re welcome.” の代わりに “No worries.” を使うのは、ニュージーランドとオーストラリアの使い方です。
↑ 右がニュージーランドの食卓には欠かせないMarmite。左は本家イギリスのもの。オーストラリアのVegemiteは有名ですよね。響きが “mate” に似てますが、”mate” ではなく “mite” でした…。
“mate” つながりでこんなのもあります
“mate” の発音はメイトではなく、もはやマイトです(笑)
オーストラリア英語だと思ってる方も多いと思いますが、ニュージーランド人も特に男性はとってもよく使います。
- G’day mate!
- Cheers mate!
など、それほど親しい仲でなくても、店員さんに対してもバンバン使います。
他にも “Good on ya mate!” なども “Well done!” 的なニュアンスで使われますよ。
“mate” は男性と男性の間でよく使われ、女性に対しては “G’day!”、”Cheers!” のように “mate” 無しバージョンになります。
TVコマーシャルにもなった “Yeah, Nah” の意味とは
いつかの飲酒運転撲滅キャンペーンのスローガンにもなって、テレビCMでも使われたこのフレーズ。
Yeah, Nah
はニュージーランド人がよく使うスラングです。
“Yeah, Nah” とは「んー、YesだけどやっぱりNoかなぁ」というハッキリしない、ニュージーランド独特の曖昧な表現です。
なので、ニュージーランド人以外のEnglish speakerは「結局どっちなの???」と混乱するそうです。
何かに対して “No” と言う場合に “No” が強くなりすぎないように少しオブラートに包む感じがして、個人的にはすごく好きなKiwi英語です。
どうでしたか? KIWI英語 フレーズ編
ニュージーランドの英語は訛りがキツくてとっつきにくい…という人もいると思いますが、実はとってもフレンドリーな表現が多いのは、やはりお国柄のせいでしょうか。
アメリカ英語ともイギリス英語とも違う、ニュージーランド英語。
今回紹介フレーズは、ニュージーランドで有名なYouTuber『How to Dad』の動画でも紹介されています↓
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