海外でレストランに行った時に、ウェイトレスさんに「お飲み物はいかがですか?」と聞かれて、特に頼みたくなかったけど注文してしまった…という経験はありませんか?
たった一言「お水で結構です」と言えばいいのですが、焦ってしまったり、何か注文しなくちゃと思ってしまうこともあると思います。
今回のコラムでは、そんな時のためにぜひ覚えておきたい、私が実際によく耳にする「お水で結構です」の表現を紹介します!
「お飲み物はいかがですか?」は英語で?
カフェやレストランで席に案内されてメニューを受け取ると、真っ先に「お飲み物は何にしますか?」と聞かれることがあります。
そのタイミングではなくても、食事の注文の前に「飲み物は?」と聞かれたり、食事の注文と一緒にドリンクのオーダーを聞かれるので、まずは「お飲み物はいかがですか?」の英語表現からさらっと見てみましょう。
よく耳にするものを挙げてみると、
- What would you like to drink?
- What can I get you to drink?
- Would you like something to drink?
- Can I get you something to drink?
どれも “drink” という単語が入るので聞き取りは問題ないと思います(実際には「ヂュリンk」みたいに聞こえます)。
次に、飲み物は注文せずに「お水でいいです」と言いたい時に役立つフレーズを見てみましょう。
“fine” を使った「水で結構です」の英語表現
まずはとってもよく耳にする “fine” を使った表現を見てみましょう。
“I’m fine” で「結構です」「大丈夫です」という意味になるので、まずはこんなふうに言えると思います。
I’m fine with water, thank you.
まさに「お水で結構です」そのままですね。あるいは「水」を主語にすることもできます。
Water is fine for now, thanks.
“for now” で「今のところは、とりあえずは」を表せるので、覚えておくとけっこう役に立ちますよ!
“happy” を使った「水で結構です」
もしかしたら私だけかもしれませんが「水で結構です」と言う時って、何となく「注文しなくて申し訳ない…」という気持ちがどこかにありませんか?
でも、私がウェイトレスをしていた時に「あ、この言い方いいな!」と思った「水で結構です(水でいいです)」は、ちょっとだけポジティブな響きがします。それは、
I’m happy with water.
です。この “happy” は「幸せな」という意味ではなく「満足な」というニュアンスで使われているので「水で満足してます=水で大丈夫です」になるんですね。

“stick” を使った「水で結構です」
“stick” という単語を耳にしたことはありますか?
「スティック状」なんて言うように「棒」という意味でよく知られていますよね。でも、”stick” には動詞の意味もあって、
I’ll stick with water.
も「水で結構です」を表す時によく使われる表現なんです。
“stick” には「くっつける」とか「くっつく」という意味がありますが、”stick with 〜” になると、
to continue with something or continue doing something
(オックスフォード現代英英辞典)
という意味になります。”I’ll stick with water” は直訳すると「水を続ける」ということになりますが、もうちょっと日本語っぽくすると「このまま水でいいです」なんかがしっくりきますよね。
なので、”I’ll stick with water” は、すでにお水を出されていて「お飲み物はいかがですか?」と聞かれた時に「水でいいです」と答えるフレーズです。
水の種類もいろいろ
私は、ヨーロッパを初めて旅行した時に、レストランの水が有料なことに衝撃を受けました…。
そんなレストランの水事情は国によって違うと思いますが、ニュージーランドでは有料の水はガラスのボトルに入っているので、
- bottled water
と呼ぶことが多いです。この場合、ガス入り/なしが選べる場合は、
- sparkling water / still water
とも言います。そして、無料の水道水は、
- tap water
と呼ばれますが、有料の水がメニューにない店では “water” だけで無料の水のことだと分かってもらえます。
ただ、高級レストランでは “bottled water” と勘違いされることもあるので、そんな時は “Just tap water, please” と言えばOKです。
レストランで役立つ表現はこちら
海外のレストランで役立つ具体的な英語表現はこちらで紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください!