サンタも聞き取れないニュージーランド英語。その特徴とは?

この記事にはアフィリエイト広告および広告が含まれています。

ニュージーランドの英語を耳にしたことはありますか?

このサイトでもスラングや独特の言い回しを紹介したことがありますが、ニュージーランドの英語はアメリカ英語とも、イギリス英語とも違ってすごく独特です。

“Kiwi English” と呼ばれていて、英語圏出身のネイティブでさえ理解不能なことがあるそうです。

今回は、そんなニュージーランド英語の “Kiwi accent” を面白く紹介したクリスマス動画を取り上げたいと思います!

メルマガに登録

記事の更新のお知らせをメールでお知らせします。配信時間は12時と19時頃です。
お名前の登録は必須ではありません。メールアドレスだけでも大丈夫です。
登録フォームの仕様で、お名前の名と姓が英語と同じになっています。ご注意ください。
目次

サンタも戸惑うニュージーランド英語の訛り

今回紹介するのは、Air New Zealandが作った『A Very Merry Mistake』という動画です。

キウィアクセントを面白おかしく盛り込んだ動画なのですが、自分たちの訛りに誇りを持っているニュージーランドならではのものだと思います。
しかも、それを楽しんでしまうところがニュージーランド人。なかなかの面白い仕上がりになっています。

その内容はと言うと、サンタが世界中の子どもからのプレゼントリクエストを電話で受けるという設定。
でも、ニュージーランドの子どもたちはアクセントが強く、欲しいと言っているものがうまく聞き取れなくて苦戦する、というものです。

何がどう聞き取れないのか、まずはその動画をご覧ください↓

最初に出てくる男の子のアクセントがすごいですよね(笑)

でも、これがニュージーランド英語です。

ニュージーランド英語の発音の特徴

字幕を見ると何と言っているのかが分かりますが、最初の男の子は、

  • I want a new bed.
    新しいベッドが欲しいんだ

と言ったのをサンタは “beard(あごひげ)” と聞き間違えます。

文字だけで書くと「”bed” と “beard” って全然違うじゃん!何で間違えるの?」というぐらい本来は全然違う単語なのですが、実際本当にこんな発音なんです…。

ニュージーランド英語の特徴は何と言っても、独特な母音の発音。

母音の発音が違うと、こうも分からないものかというぐらい、簡単なはずの単語が聞き取れなくなります(笑)

その特徴は、最後の方でフライトアテンダントが説明していましたね。

ニュージーランド英語の母音の特徴

Word and Vowel magnets

フライトアテンダントは、こんなふうに言っています。早口ですが、聞き取れましたか?

A’s are E’s, E’s are I’s, I’s are U’s, and O’s are O’s.
O’s are always O’s, and U’s are usually U’s

(これらのアポストロフィの使い方はこちらで紹介しています↓)

つまり、こんなふうに母音の発音が変化します。

  • a → e(/æ/ → /e/)
  • e → i
  • i → u(ウではなく/ə/)
  • o, u はそのまま

こんなに変わってしまうと、他の英語圏のネイティブが混乱するのも分かりますよね。動画の中のサンタは、こんな聞き間違いをしています。

  • Edim(← 正しくは Adam)
  • a puggy bank(← a piggy bank)
  • Tum(← Tim)
  • Tumaru(← Timaru ※町の名前です)
  • Bin(← Ben)
  • a biscuit ball(← basketball)
  • an ear plane(← an airplane)
  • Windy(← Wendy)
  • a book of magic trucks(← tricks)
  • a bug screen TV(← big)

そして、動画の最後には “Mirry Christmus” というメッセージが出てきましたね。

これらの母音の変化の中でも最も特徴的なのは【e → i】かもしれません。日常生活に出てくる単語も、

  • ten → tin
  • pen → pin
  • red → rid
  • egg → igg(イーッグに近い)
  • head → hid(ヒーッドゥに近い)
  • yes → yis(イィースに近い)

みたいに聞こえます。

ニュージーランド英語が聞き取れなくても、それはあなたのせいではありません!もし困った場合には、今回紹介した内容を参考にしてくださいね!

■クリスマスといえば、日本では “Christmas”、”Xmas”、”X’mas” と書かれているのを目にしますが、違いは何なのでしょうか?

■クリスマスに飾る大きな靴下のようなもの。あれは “sock(s)” ではない名前で呼ばれるんです↓

■クリスマスの「イルミネーション」は英語でなんて言う?

もっと詳しく!ニュージーランド英語

以下のコラムでは、辞書にも載ってないようなKiwi英語を紹介しています。
ニュージーランド英語に興味がある方はぜひ合わせてご覧ください!

■ニュージーランドスラングの “Sweet as”、”No worries”、”Yeah nah” ってどんな意味?

■ニュージーランド人が口を開けば出てくる “〜 eh?” の意味と使い方とは?

■ニュージーランドでよく耳にする “dairy”、”Ta” の意味とは?

■”jandals”、”togs”、”stubbies”。何のことが分かりますか?

■”biscuit” に “kumara”、”capsicum”、”chocolate fish”… 食べ物に関するKiwi英語はこちら↓

■”bach”、”munted”、”tramping” って何のこと?

■”chilly bin”、”gumboots”、”ute”、”op shop” の意味とは?

■NBAで活躍するNZ出身のスティーブン・アダムスが出演する、Kiwiスラングを使ったCMはこちら↓

■イギリス英語・ニュージーランド英語でよく耳にするスラングをクイズ形式で紹介。”arvo” の意味、分かりますか?

■ニュージーランドでよく耳にするフレーズ “Good on you!” ってどんな意味?

■”How are you going?” もニュージーランドではよく耳にしますが、その意味とは?

よければシェア・保存してね
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次