「〜できた」”could” と “was able to” の違いと使い分け

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先日のコラムでは「〜できる」を表す “can” と “be able to” の使い分けについて紹介しました。

そこで今回は過去形の「〜できた」を表す “could” と “was/were able to” の使い分けをお届けしたいと思います。

実は “can” と “be able to” の使い分けで最も間違えやすいのが、過去形の「〜できた」なんです。

もう一度しっかり基本をおさらいしてみましょう!

目次

“was able to” それとも “could”?

例えば、ある男性を探していたとして、その男性を見つけることができて「彼を見つけられたよ」と言う場合、以下の2つのどちらの表現を選びますか?

  1. I could find him.
  2. I was able to find him.

「〜できる」の場合は “be able to” よりも “can” の方がよく使われるので、この場合も1番の “could” でいいかと思いきや、実はそうではないんです。

この場合には2番が正解です。1番も文法的には正しいですが、意味が変わってきてしまいます。

では、なぜ “could” ではなく “was able to” を使うのでしょうか?

“was/were able to” で表す「〜できた」

「〜できた」を “was able to” もしくは “were able to” で表すのは、こんな場合です↓

We use could for general ability. But if you want to say that somebody did something in a specific situation, use was/were able to or managed to (not could)

English Grammar in Use

つまり、こういうことです。

能力の話ではなく、あるシチュエーションで「何かを達成した・することに成功した」という結果を表す「〜できた」は “was/were able to“、もしくは “managed to” で表す。

こういった一度きりの「何かに成功した」には “could” は使えません

これが冒頭に出てきた “I was able to find him.” です。確かに「見つけた」という一度きりの単なる行為を表しているので “could” が使えないんですね。

ここで “could” を使うと「彼を見つけることができるかもしれない」という未来の可能性のニュアンスに受け取られる可能性があります。

では次は、これとは反対に “could” を使うのがナチュラルな場合を見てみましょう!

“could” で表す「〜できた」

“was/were able to” よりも “could” で表すことが多いのは、こんな場合です。

■「過去にあった能力」を表す場合

先ほど引用したEnglish Grammar in Useの定義にもあったように「過去に持っていた能力」を表す時には “could” が使えます(”was/were able to” を使っても間違いではありません)。

  • I could run fast when I was a child.
    子どもの時は早く走れました
  • My son could count to 10 at 18 months.
    私の息子は1歳半で10まで数えられました
  • When I was in my twenties I could easily stay up all night.
    20代の頃は余裕で徹夜できた

これらの “could” は過去の話だとはっきりと分かる表現が含まれることが多いです。上の例文で言うと、”when I was 〜” や “at 18 months” がこれに当たります。

■感覚を表す動詞と一緒に使う場合

see, hear, smell, feel, taste, remember, understand, believe, decide などと一緒に使う場合には “could” を使うほうがナチュラルです。

  • We could see the sea from our hotel room.
    ホテルの部屋から海が見えた
  • I could smell the smoke when I got outside.
    外に出たとき、煙の匂いがした

■「過去に許されていたこと」を表す場合

許可されて「〜できる」を表す “can” が過去形になった場合も “could” が使えます。”was/were allowed to” のニュアンスですね。

  • Mum said I could have ice cream.
    ママは(僕が)アイスクリーム食べていいって言ったよ
  • The lady I spoke with on the phone said we could check in early.
    電話で話した女性は(私たちが)早い時間にチェックインできるって言いましたよ

■「できた全ての、ベストの、唯一の」などを表す場合

ちょっと一言で言うのは難しいのですが、例えば、こんなことです↓

  • All I could say was “I’m sorry”.
    私が言えた(全ての)ことは「ごめんね」だけだった
  • It was the best thing we could do.
    それは私たちに出来たベストのことだった

“couldn’t” はどんな「〜できなかった」にも使える!

「〜できた」は “could” と “was/were able to” を使い分けないといけませんが、否定の「〜できなかった」になると一気に簡単になります。

“couldn’t” がどの場合にも使えるからです。むしろ否定形では “be able to” よりも “couldn’t” の方ほうが一般的です。

  • I couldn’t find him.
    彼を見つけることができなかった
  • We couldn’t see the sea from our hotel room.
    ホテルの部屋から海は見えなかった
  • I was in total shock, and I couldn’t say a word.
    とてもショックで何も言えなかった(一言も話せなかった)

“was able to” の使い方がポイント

一番重要なのは、”was/were able to” の使い方です。過去に成功した一回きりの「〜できた」に “could” は使わない、というのはしっかり覚えておきたいですね。

日本語に訳すと、過去に一回できたことも過去の能力もどちらも同じ「〜できた」なので混乱しやすいですが、実際に使ってみると違いがわかりやすいと思います。

以下のコラムではもう少し詳しい例を挙げて “was able to” と “managed to”、”could” の使い分けを紹介しているので、こちらもぜひご覧ください↓

■「〜できる」を表す “can” と “be able to” の基本的な使い分け方はこちら↓

こういった細かな文法の解説は、やはりEnglish Grammar in Useが分かりやすいです。「あれ?これどうだっけ?」と思った時に辞書的な使い方もできるので、一冊おきたいですね。

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