スペルが激似!間違えやすい単語たち

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今回は、自分が実際にやってしまったスペルミスに関するお話です。

英単語のスペルって、どうしても正しく覚えられないものがありませんか?

しかも、そんな間違えやすいものに限って、間違えたスペルでちゃんと別の単語として成立してしまったりするんです…。

そんな中から、多くの人が混乱してしまいそうなものを集めてみました。

この記事の目次

発音が同じ、または見た目が似ている単語

● piece / peace

これらは両方とも発音は「ピース /piːs/」ですが、意味が違いますよね。

“a piece of cake(ケーキ1切れ)” のように使われる “piece” と「平和」を表す “peace” はちょっとしたスペルの違いだけですが、意味が全然違います。

● expect / except

この2つはアルファベットの並びが違うのですが、使われているアルファベットが同じため混乱しやすい単語です。

“expect” は動詞で「予期する」、”except” は前置詞で「〜を除いて」という意味です。これらは音は全然違いますが、字面(じづら)で見ると、非常にややこしい単語です。

● weather / whether

「天気」を表すのはどちらでしょうか?
正解は “weather” ですね。”whether” は「〜かどうか」を意味する接続詞です。2つとも発音は全く同じです。

ちなみに、”wether” という単語もあるんです。意味は「去勢されたオスの羊」です。

● queue / cue

「列」を意味する “queue”。なんとも不思議なスペルですよね。

これを間違えて “cue” と書いてしまいがちですが、これは「合図」とか、ビリヤードの棒「キュー」といった意味になります。

● staff / stuff

分かっていても、うっかりミスしやすい “staff” と “stuff”。

日本語で言う「スタッフ」は “staff” の方です。まとまりを表すので、”a staff, two staffs” などと言えないことも注意しておきたいですね。

そして、”stuff” はインフォーマルな口語で「もの(こと)」を表すときによく使われる単語です。”What’s this white stuff?(この白いものは何?)” みたいな感じですね。

● affect / effect

“affect” は「〜に影響を及ぼす」という動詞、”effect” は「影響、効果」という名詞で使われます。

1文字違いで動詞・名詞の違いになるところは、”advise” と “advice” の違いに似ていますね。

● adapt / adopt

これも1文字違いですが、意味は全然違います。

“adapt” は「適合させる、順応する」という意味で、日本語にもなっている「アダプター」のもとの動詞です。英語で書くと “adapter” もしくは “adaptor” です。

対する “adopt” は「養子にする、(やり方など)を採用する」という意味になります。

● brush / blush

「ブラシ・筆」は “brush” のほうですね。「歯ブラシ」は “tooth brush” ではなく、ワンワードの “toothbrush” なのも要注意です。「ブラシをかける」という動詞の意味もあるので、”brush one’s teeth” が「歯を磨く」になります。

では、”blush” とは何かと言うと、これは「顔を赤らめる、赤面する」になります。

● drug / drag

「麻薬」を表す「ドラッグ」は、”drug” か “drag” のどちらでしょうか?

正解は “drug” ですね。”drag” とは「引きずる」という意味でよく使われる単語です。「ドラッグ&ドロップ」もこの “drag” です。引きずっていくイメージですね。

● track / truck

同じく “a” と “u” の違いですね。では、乗り物の「トラック」はどちらでしょうか?

正解は “truck” です。ニュージーランドでは「トラック」は “lorry” と呼ばれることも多いです。

そして、”track” とは人や乗り物が「通った跡」を意味するので、競技に使われる「トラック」もこれですね。動詞で「追跡する」という意味もあるので、荷物の「追跡番号」は “tracking number” と言います。

● flash / flush

カメラの「フラッシュ」はどちらだと思いますか?

正解は “flash”。「閃光」というニュアンスでよく使われる単語です。反対に、”flush” が表すのは「トイレの水を流す」です。

  • The toilet doesn’t flush properly.
    トイレがちゃんと流れません

みたいに使います。”flash” だと「トイレが点滅しない」になります(笑)

● flight / fright

“You gave me a fright.” の意味は「私に飛行機のチケットをくれた」ではありません。

飛行機の「フライト」は “flight” で、”fright” とは「(突然襲ってくる)恐怖」を表します。なので、”You gave me a fright!” は「あなたは私に恐怖を与えたよ→ビックリしたよ!」という意味で使われるフレーズです。

● flame / frame

これは、どちらかが「枠、骨組み」を表す「フレーム」です。さて、どちらでしょうか?

正解は “frame” です。「額に入れる」という動詞としても使われます。”flame” とは「炎」を表します。

と、ここまでは「それほど間違えないよ」と言う人も多いかもしれません。

これから紹介する単語たちはスペル間違いも起こりやすく、ネイティブでもちゃんとスペルできない人もいるほどです。

スペルミス頻出の「ステーショナリー」

「文房具」や「筆記具」のことを日本語で「ステーショナリー」と呼ぶことがありますよね。
これは英語から来ているのですが「ステーショナリー」を英語で書くとどうなるでしょうか?

“stationary” で合っていると思いますか?

実は、これは正しいスペルではありません。正しくは、

stationery

が「文房具」を表す英単語です。”a” と “e” の違いですね。

でも、”stationary” も、ちゃんとした英単語なんです。
これは「静止した」「動いていない」という意味の形容詞で、”stationary vehicle(止まっている車)” なんていうふうに使います。

“stationery” と “stationary”、たったの1文字違いですが、スペルミスがとっても多い単語です。

「奇妙な」を表す「ウィアード」

“very strange” を表すカジュアルな単語に「ウィアード」と発音する単語があります。

その「ウィアード」、正しいスペルは “weird” と “wired” のどちらでしょうか?正解は、

weird

なのですが、実は “wired” と間違えて書いてしまうことも多いんです。そして、”wired” はそれはそれで別の意味になってしまうんです。

“wired” にはいろんな意味がありますが、その中の1つに「(薬などで)ものすごく興奮した」「ハイになった」というような意味もあります。

“weird” と “wired” では音が全く違いますが、”expect” と “except” のように、文字で書くと間違えやすいので注意が必要です。

「褒め言葉」を表す「コンプリメント」

「褒め言葉」や「賛辞」と訳される英語の「コンプリメント」という単語。

レストランでとっても美味しいお料理を食べた時などは、複数形にして “コンプリメンツ to the chef” なんていう使い方もします。

その「コンプリメント」の正しいスペルは “compliment” と “complement” どちらでしょうか?正解は…

compliment

です。「無料の」という意味でよく使われる単語 “complimentary” も “i” です。

Lamb chops
© nzlife.net

では、もう一つの “complement” とは、どんな意味なのかというと、これは「補完物」「〜を完全にするもの」といった「補うもの」という意味があります。
ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、オックスフォード新英英辞典にはこんな例文が載っています。

  • Local ales provide the perfect complement to fine food.

「地ビールが素晴らしい食事を完全なものにする」という感じですね。

ちなみに、日本語では「サプリメント」「サプリ」と呼ばれるタブレットも、英語で書くと、

supplement

です。”suppliment” という単語はありません。

ちょっとの違いが大きな違い

他にも「校長」を表す時に使われる “principal” と 「原理・原則」を意味する “principle” も間違えやすい単語です。

今回はいろいろな間違えやすいパターンを紹介しましたが、話すのではなくて書く場合には、スペルを間違えて違う意味の単語になったからと言って、日常生活で大きな問題になることはほとんどないと思います。

実際には、ものすごく多くのネイティブが “they’re” を “their” や “there” と書いてしまったり、”you’re” を “your”、そして “should have” を “should of” と書いてしまうスペルミスは本当に多いです。

ただ、誤字が多いとちょっと恥ずかしいので、できるだけ正確に覚えたいものですね。

■「カーブ」のスペリングは3つあって、それぞれに意味が違います↓

■「クラッシュ」も同じように、微妙なスペル違いで意味が変わってきます↓

■マガジンラックやハンガーラック、グッドラックなど「ラック」にも4種類のスペリング違いの単語が存在するんです↓

■”some time” と “sometime”、”sometimes” をきちんと使い分けられていますか?

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