ネイティブがよく使う “upset” って、なに?

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ここ数日の間、Facebookページである動画がシェアされているのを何度か目にしました。

その中に出てきたのが、今日のテーマの “upset”。この単語、英語ではめちゃくちゃよく使われるのですが、ちょっとだけ厄介な単語なんです。

“upset” とはどんな意味で、なぜ厄介なのでしょうか?

“upset” が使われていた動画

Facebookでシェアされていた動画とは、先日東京で行われたU-12ジュニアサッカー、ワールドチャレンジの決勝戦の1シーン。

日本はバルセロナのチームに0-1敗れ、優勝を逃しました。試合終了直後、ピッチで涙を流して悔しがる選手たち。そこへ勝利したバルセロナの選手たちが歩み寄り、言葉をかけて元気づける様子が映し出されています。

動画の下に出てくる英語に注意しながら見てみてくださいね。

16秒あたりに “The Japanese Team was visibly upset” という文章が出てきましたね。

“visibly” とは「目に見えて、明らかに」という意味です。涙に暮れている選手たちが映し出されたところで、この文章が出てきます。

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ということは、”upset” は「悲しい」という意味なのでしょうか?あるいは「がっかりして悔しい」のでしょうか?

“upset” が持つ意味

実は、この場面ではどちらも間違いではないんです。

“upset” をオックスフォード現代英英辞典で引いてみると、こんなことが書いてあります。

unhappy or disappointed because of something unpleasant that has happened

上の動画のシチュエーションにピッタリですよね。では、こんな文章があったらどう訳しますか?

“My girlfriend is upset with me because I didn’t answer her call”

彼女からの電話に出なかったから、彼女はがっかりして悲しんでいるのでしょうか?

実は、この場合には「腹を立てている、怒っている」というニュアンスになるんです。


Angry

“upset” が「怒っている」という意味なら、上の動画に出てきた “The Japanese Team was visibly upset” はヘンですよね。
でも、English Grammar in Useにもちゃんとこう書いてあります。

Upset is a common adjective, and means unhappy, sad, and sometimes angry.

「ハッピーじゃない」「がっかりした」「悲しい」「怒っている」・・・いろんな意味がありすぎて覚えられないですよね。でも大丈夫、無理に覚えようとしなくてもいいんです。

“upset” が持つイメージをつかんでしまえば、簡単に解決できてしまうんです。

“upset” はイメージでとらえる

“upset” は動詞で「(物)をひっくり返す、(船など)を転覆させる」というのがもともとの意味なんです。上下をひっくり返してめちゃくちゃにするというイメージですね。

これを「心」に置き換えてみると、どうでしょうか?
心がひっくり返されて、乱されている状態が想像できますよね。これがまさしく “upset” した状態です。

なので「怒っている」「悲しんでいる」「取り乱している」「動揺している」「心配した」「イライラした」なんていうふうに、その状況に応じて様々な日本語に訳されるんですね。

さらに、”I have an upset stomach” のように「胃がムカムカする」や「お腹の調子が悪い」といった意味で使われることもありますが、胃が “upset” している=落ち着いていない状態、ということになります。

“upset” に共通するのは穏やかではない、乱されたネガティブなイメージ。
心(や胃腸)が乱されているんだな、というイメージをしっかり持っておくだけで “upset” は理解できたも同然です!

日本語にしにくい英語って結構ある

今回の “upset” のように、日本語に訳しにくい英語って、実は結構あるんです。
そんな表現を扱ったコラムは以下のリンクから見れますので、ぜひ合わせて読んでみてください!

【日本語にしにくい英語】コラム一覧







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