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「自粛疲れ」「コロナ疲れ」も表せる “fatigue” の意味とは?

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新型コロナの症状の一つにも挙げられる “fatigue”。これってどんな意味だと思いますか?

今日は、コロナが世界的に広がったことで使われる機会も多くなった “fatigue” についてのお話です。

“fatigue” の意味とは?

“fatigue” は /fəˈtiːɡ/ と読みます。
意味を英英辞書で調べてみると、こんなふうに書かれています↓

a feeling of being extremely tired, either physically or mentally
(macmillan dictionary)

極度の「疲労」「疲れ」そして「倦怠感」などと訳されます。新型コロナの症状でよくみられるものの1つに挙げられているのが、この “fatigue(倦怠感)” ですね。

似た意味の単語として “tiredness”、”weariness”、”exhaustion” などがあって、上の辞書の定義にもあるように “fatigue” は身体的なものだけでなく、精神的なものも含まれます。

“fatigue” は精神的もしくは肉体的(もしくは両方)に負荷・ストレスに長くさらされて起こる「疲労」というのが基本的なイメージで、これをよく表してるなと思うのが “metal fatigue” です。

“metal fatigue” とは「金属疲労」のことです。金属は頑丈なのですぐに壊れたりはしないですが、小さい荷重でも繰り返し加わることで、亀裂が生じたり壊れたりするんですね。それが「金属疲労」です。

金属でも人間でもストレス・負荷にさらされて起こる「疲労」が “fatigue” なんですね(動詞で「疲れさせる」の意味もあります)。

「外出自粛疲れ」「ステイホーム疲れ」も “fatigue”

コロナで「ステイホーム」するようになってしばらくすると、”quarantine fatigue” という言葉が使われ始めました。

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“quarantine” とは「病気を拡げないように人や動物などを一定期間隔離すること」というのが本来の意味ですが、今回のコロナでは「自主隔離」「外出自粛」「ステイホーム」のニュアンスで使われていることもあります。

なので “quarantine fatigue” は言ってみれば「外出自粛疲れ」「ステイホーム疲れ」みたいな感じですね。(室内に長いこと籠もることで鬱々とする “cabin fever” も同じような意味で使われています)

また、在宅勤務が長引くにつれて “Zoom fatigue” という言葉も出てきていて、これも「ズーム疲れ」「オンラインミーティング疲れ」といった意味になります。

また、”fatigue” にはこんな意味もあるんです↓

(usually after another noun) a feeling of not wanting to do a particular activity any longer because you have done too much of it
オックスフォード現代英英辞典

もう飽き飽きしてきた「○○疲れ」も表すんですね。

日本語の「自粛疲れ」「ステイホーム疲れ」も実際に疲れた場合だけでなく、長くやりすぎてもうやりたくないというニュアンスで使うことがあると思います。
英語の “quarantine fatigue” も同じように、何らかの症状が出る「疲れ」を表すこともあれば、もうステイホームはうんざりだというニュアンスで使われることもあります。

「コロナ疲れ」は仕方ない?”caution fatigue” とは?

最初は世界を恐怖のどん底に陥れた新型コロナウイルスですが、それから数ヶ月たった今、ちょっと危機感が薄れてきたと感じませんか?

緊急事態宣言が出ていた頃は必要以上に出歩かず、手洗いや消毒もしっかりしていたものの、コロナが長引くにつれて「これぐらいなら大丈夫かな」と外出することが増えたり、コロナは完全に収束していないと分かっていながらも「もう大丈夫かもしれない」と感じたり、危機感が薄れることってありますよね。

実はこれには脳の働きが影響していて、最近アメリカの大学准教授が “caution fatigue” という名前をつけたそうです*。「注意疲れ」「警戒疲れ」みたいな感じですね。

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人間は新しい切迫した脅威に出会うと恐怖スイッチがONになって、高いモチベーションで予防策を講じるものの、その脅威が長引いたり、以前に見聞きしたことがあるものだと、最初の時ほど敏感に反応しなくなったり、予防対策へのモチベーションが低くなるそうです。

なので、今回のコロナでも最初はしっかり感染予防に努めていたのが、長引くにつれてそのモチベーションは低下し、感染予防に前ほど意欲的にならなくなってしまうということが実際に世界のいろんな国で起こっているんですね。

その結果、外出したりルールを守らない人が増え、第2波を迎えてしまっています。

「コロナ疲れ」は人間の脳の仕組み的に誰にでも起こりうるそうなので、コロナ疲れ自体が悪いことだと思わず、だからこそちょっと意識することで行動に生かせるのではないかと思います。

以下の記事には “caution fatigue” にどう対処すればいいかなどアイデアが載っているので、お時間のある方は是非読んでみてください。個人的にとても興味深い記事だと思います。

*参考記事:
TIME『Are You Experiencing COVID-19 ‘Caution Fatigue?’ Here’s What It Is, and How to Fight It
CNN『Quarantine fatigue: Why some of us have stopped being vigilant and how to overcome it

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